こんにちは!
「もう寝る時間だよー!」この一言から始まる、毎晩の親子バトル。経験のある方、きっと多いのではないでしょうか。
「まだ眠くないもん!」「あと5分だけ!」なんて、あの手この手で抵抗する子どもの姿に、思わずため息が出ちゃうこともありますよね。
「どうしてこの子は、素直に寝てくれないんだろう?」なんて、ついイライラしてしまうかもしれません。
でも、もしかしたらその「寝たくない!」には、ただのわがままじゃない、子どもなりの、切実な理由が隠れているのかもしれません。
今日は、そんな子どもの「寝る前の言い分」を、世界一キュートなお姫様と一緒に探っていく、ユーモアあふれる英語絵本『I Don’t Want to Go to Bed!』をご紹介します。
ここでは『I Don’t Want to Go to Bed!』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
お話のあらすじ
「疲れてないのに寝なくちゃいけなくて、疲れている時に起きなくちゃいけないなんて、どうして?」
物語は、リトルプリンセスのこんな素朴な、でも核心をついた一言から始まります。「ベッドに行きたくない!」と宣言したプリンセスに、お医者様もお母さんもお父さんも、みんながお手上げ状態。
お水を飲ませてもらっても、今度は「私が飲みたいんじゃなくて、ぬいぐるみのギルバートが欲しがってるの」。
やっとベッドに入ったと思ったら、「ワードローブに怪物がいる!」「ベッドの下にいるって、ギルバートが言ってるの!」と、次から次へとかわいい言い訳が飛び出します。
果たして、リトルプリンセスは、ぐっすり眠りにつくことができるのでしょうか?そして、さんざんみんなを振り回した彼女が、翌朝、最初に言った一言とは…?
英語学習のポイント
リトルプリンセスシリーズは、子どもの「あるある!」な日常を、シンプルで分かりやすい英語で描いているのが魅力です。寝る前のやり取りで使える、定番フレーズが満載ですよ。
今回は、そんな中から、子どもの気持ちを代弁するのにぴったりのフレーズを2つご紹介します。
I don’t want to …
「〜したくない!」という、自己主張の基本フレーズです。この絵本は、まさに「I don’t want to go to bed!」がテーマ。子どもの「イヤ!」という気持ちを、そのまま英語で表現できます。
(例文)
“I don’t want to put away my toys yet!”(まだおもちゃを片付けたくない!)
go to bed
「寝る」「就寝する」という意味の、最も基本的な表現です。「It’s time to go to bed(もう寝る時間だよ)」は、世界中の家庭で毎晩のように交わされている言葉かもしれませんね。
(例文)
“Did you brush your teeth before you went to bed?”(寝る前に、歯は磨いた?)
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
“Why do I have to go to bed when I’m not tired,
「なぜ疲れていないときに寝なければならないのですか?
and get up when I am?” said the Little Princess.
私はいつ起きますか?」リトルプリンセスは言った。
“I don’t want to go to bed.” she said.
「私はベットに行きたくない」 彼女は言いました。
“Bed is good for you.” said the Doctor,
「ベッドはあなたのために良いです。」医者は言った、
taking her upstairs. “Sleep is even better.”
彼女を二階に連れて行く。 「睡眠はさらに良いです。」
But the Little Princess came straight down again.
しかし、リトルプリンセスは再びまっすぐに降りて来た。
“I don’t want to go to bed.” she said.
「私はベットに行きたくない」 彼女は言いました。
“I want a glass of water!”
「水が飲みたいんです!」
“There you are,” said the Queen.
「そこにいなさい」と女王は言った。
“Sleepy, sleepy tighty.”
「眠れ眠れしっかりと」
“DAAAAD”
「パパ」
“You don’t want another glass of water?” said the king.
「あなたは、もう一杯の水を望みません?」と、王は言いました。
“No,” said the Little Princess. “Gilbert does.”
「いいえ」と、小さい王女は言いました。「ギルバートはします。」
“Nighty, nighty.” said the king.
「おやすみ、おやすみ」王は言った。
“Sleepy tighty, Gilbert.”
「しっかりおやすみ、ギルバート」
“Don’t go!” said a Little Princess.
「いかないで」とリトルプリンセス。
“There’s a monster in the wardrope.”
「ワードロープの中に怪物がいる」
“There’s no such thing as monsters,
「怪物なんてものは、いません、
and there are none in the wardrope.”
そしてワードロープには何もありません」
said the king, closing the bedroom door.
と王は言いながらベットルームのドアを閉めました。
“Dad!” shouted the Little Princess.
“パパ!” リトルプリンセスは叫んだ。
“What is it now?” said the king.
“今時なんですか?” 王は言った。
“You’re not still frightened of monsters?”
「あなたはまだモンスターを恐れていないのですか?」
“Of course I’m not,” said the Little Princess.
「もちろん私もそうではない」とリトルプリンセス。
“Gilbert is. He says there’s one under the bed.”
「ギルバートが。 彼がベットの下にそれがいるという」
“No there isn’t,” said the King, creeping out of the bedroom.
「いいえ、ないです」と王はベットから這い出ながら言いました。
“There’s no such thing.”
「そのようなものはありません」
“Stop her!” shouted the Queen. “She’s escaped.”
「まちなさいあなた!」と王女は叫んだ「彼女は逃げました」
“I don’t want to go to bed!” said the Little Princess.
「私は眠りたくありません!」とリトルプリンセス。
“Why?” said the Queen.
「どうして?」と王女。
“There’s a spider over my bed..
「クモが私のベットの上にいます
and it’s got hairy legs.”
そしてそれは毛深い足をしています」
“Daddy’s got hairy legs, and he’s nice.” said Queen
「パパは毛深い足をしているわ、それに彼はステキよ」と王女。
At last, the Little Princess went to bed.
ついに、リトルプリンセスはベットに入りました。
Later, when the King went in to kiss her goodnight,
あとで、王さまがおやすみのキスをしにいってみると、
her bed was empty.
彼女のベットは空っぽでした。
Everyone hunted high…and low, until…
誰もが方々を探した。そして。。。
“Here she is.” said the Maid.
「彼女はここ」メイドがいいました。
“She’s keeping Gilbert and the cat safe from spiders and monsters.”
「彼女はギルバートをしっかり抱いてそのネコをクモとモンスターから守っている。」
The next morning, the Little Princess got up and yawned a yawn. “I’m tired.” she said.
翌朝、リトルプリンセスが立ち上がり、夜明けを迎えました。 「つかれた。」彼女は言いました。
“I want to go to bed.”
「ベットで眠りたいわ」
最後に:「寝たくない」の裏側にあるもの
というわけで、今回はおしゃまなリトルプリンセスのお話『I Don’t Want to Go to Bed!』をご紹介しました。
リトルプリンセスの言い分は、一見するとただのわがままに見えます。でも、絵本の表紙をよーく見てみると、彼女の目の下には、うっすらとクマが。もしかしたら彼女は、本当に暗闇や、そこに潜むかもしれない何かが怖くて、不安で、眠りにつけないだけなのかもしれません。
「早く寝なさい!」と叱るのではなく、お父さんやお母さんが、彼女の言い分一つひとつに「そうかそうか」と付き合ってあげる姿は、とても示唆に富んでいます。
ちろん、毎晩完璧に付き合うのは、親だって大変です。でも、もしお子さんが「寝たくない」とぐずったら、「この子は何が不安なのかな?」と、その言葉の裏側にある気持ちに、ほんの少しだけ耳を澄ませてみる。この絵本は、そんなきっかけをくれる、優しい一冊なのだと僕は思います。