ジリジリと照りつける太陽、冷たい波のしぶき。夏が近づくと、子どもたちと一緒に海やプールへ出かける計画を立てるご家庭も多いのではないでしょうか。水遊びが大好きな子がいる一方で、「水に入るのがちょっと怖いな」と足踏みしてしまう子もいますよね。
そんな時に親子で読んでほしいのが、大人気シリーズの絵本『Pete the Cat: Pete at the Beach』です。ちょっぴり水が苦手なねこのピートが、お兄ちゃんのボブに励まされながら海に入り、やがてサーフィンに挑戦する温かい物語です。
ここでは、Pete the Cat: Pete at the Beachのあらすじのほか、英語学習のポイント、読み聞かせ動画などを掲載しています。
『Pete the Cat: Pete at the Beach』の基本情報
| 作品名 | Pete the Cat: Pete at the Beach |
|---|---|
| 著者 | James Dean |
| イラスト | James Dean |
| 出版社 | HarperCollins |
| 対象年齢(目安) | 4歳〜8歳(My First I Can Read) |
あらすじ
うだるような暑い日、ねこのピートは家族と一緒にビーチへとやってきました。お兄ちゃんのボブはさっそくサーフボードを抱えて海へと入っていきますが、ピートは少し離れた砂浜で砂の城を作ったり、貝殻を探したりしています。ボブやママから「海に入ろうよ」と誘われても、ピートの返事はいつも「Maybe later(またあとでね)」。実はピート、少し水が怖いのです。
しかし、照りつける太陽の下で体はどんどん熱くなっていきます。見かねたママに誘われて足先だけを水につけてみると、ひんやりと冷たくてとても気持ちいいことに気づきます。少しずつ海の中へ進むピートに、ボブが「サーフィンのやり方を教えてあげるよ」と声をかけます。今度のピートの返事は「Maybe later」ではありません。勇気を出してボードに乗ったピートは、何度も転びながらも、ついに波の上で見事に立ち上がるのでした。
日常で使える簡単英語フレーズ3選
絵本『Pete at the Beach』は、簡単な語彙とシンプルな文法で構成されているため、英語絵本デビューにぴったりです。ここでは、日頃の親子でのやり取りでそのまま使える、便利な簡単英語フレーズを3つピックアップしてご紹介します。
1. Maybe later(またあとでね / あとにしとく)
ピートが水に入るのをためらう時に何度も使う定番フレーズです。子どもがおもちゃの片付けやお風呂に入るのを渋っている時や、何かを提案されて「今はちょっと気が進まないな」とやんわり断りたい時に、親子で楽しく使えます。
- Maybe later
- またあとでね / あとにしとく
- “Do you want to clean up your toys?” “Maybe later.”(「おもちゃ片付ける?」「またあとでね」)
- “Let’s take a bath.” “Maybe later!”(「お風呂に入ろうよ」「またあとにする!」)
2. That looks like fun.(楽しそうだな)
ピートがお兄ちゃんのボブが大きな波に乗っているのを見てつぶやく言葉です。誰かが楽しそうに遊んでいる時や、面白そうな工作をしているのを見て「楽しそう!」「やってみたいな」という気持ちを伝える時にとても自然に使えます。
- That looks like fun.
- 楽しそうだな
- “Look at that slide!” “That looks like fun.”(「あの滑り台見て!」「楽しそうだね」)
- “I’m drawing a picture.” “That looks like fun! Can I join?”(「絵を描いてるんだ」「楽しそうだね!仲間に入れて?」)
3. It feels good.(気持ちいい)
ピートが海に足先をつけて、水の冷たさを感じた時のフレーズです。お風呂に入って「極楽極楽」と言う時や、お出かけ中に心地よい風が吹いた時、あるいは美味しいものを食べた時など、五感で「心地よさ」や「気分の良さ」を実感した時にぴったりです。
- It feels good.
- 気持ちいい / 気分がいい
- “The breeze feels good.” “Yes, it feels good.”(「風が気持ちいいね」「うん、気持ちいい」)
- “How is the bath?” “It feels good.”(「お風呂はどう?」「気持ちいいよ」)
読み聞かせ動画のご紹介
YouTubeには『Pete at the Beach』の楽しい読み聞かせ動画が投稿されています。発音の確認や、絵本を読み進める前のプレビューとして、ぜひお子さんと一緒に視聴してみてください。
日本語訳(全文)
It is a hot day!
今日は暑い日です!
Pete the Cat goes to the beach with his mom and his brother, Bob.
ねこのピートは、お母さんとお兄ちゃんのボブと一緒にビーチへ行きます。
“Let’s go in the water.” Bob says.
「水の中に入ろうよ」とボブが言います。
“Maybe later,” says Pete.
「またあとでね」とピートは言います。
Bob likes to surf.
ボブはサーフィンが好きです。
He rides the big waves.
彼は大きな波に乗ります。
It looks like fun.
楽しそうです。
“I’m hot,” says Pete.
「ボク、暑いな」とピートは言います。
“Go in the water,” says mom.
「水に入りなさい」とお母さんが言います。
“Maybe later,” says Pete.
「またあとでね」とピートは言います。
Pete makes a sand castle.
ピートは砂の城を作ります。
His mom helps him dig.
お母さんが穴を掘るのを手伝ってくれます。
Here comes a big wave and there goes Pete.
大きな波がやってきて、ピートは逃げ出します。
Oh no! Where did his sand castle go?
あぁ、大変!砂の城はどこへ行っちゃったの?
Bob rides a big wave.
ボブは大きな波に乗っています。
“Wow!” says Pete, “that looks like fun.”
「わぁ!」とピートは言います。「楽しそうだな」
Pete and his mom take a walk.
ピートとお母さんは散歩をします。
They find seashells.
彼らは貝殻を見つけます。
They see a crab.
カニを見つけます。
Pete’s feet get wet.
ピートの足が濡れます。
His feet feel cool.
足が冷たくて気持ちいいです。
The rest of him is hot.
体のほかの部分は暑いです。
It is time for lunch.
お昼ご飯の時間です。
Pete eats a sandwich.
ピートはサンドイッチを食べます。
He drinks lemonade.
レモネードを飲みます。
The sun is very hot.
太陽はとても暑いです。
And Pete is very, very hot.
そしてピートは、とっても、とっても暑いです。
Bob is wet and cool.
ボブは濡れていて涼しそうです。
“Let’s play ball,” says Pete.
「ボール遊びをしよう」とピートは言います。
“No thanks,” says Bob.
「遠慮しとくよ」とボブが言います。
“I want to surf.”
「サーフィンをしたいんだ」
Pete throws the ball.
ピートはボールを投げます。
His mom catches it.
お母さんがそれをキャッチします。
“Let’s get our feet wet,” says Mom.
「足を水につけましょう」とお母さんが言います。
“Well, okay,” says Pete.
「うーん、いいよ」とピートは言います。
The water is cool.
水は冷たいです。
It feels good.
気持ちいいです。
Pete goes in deeper.
ピートはもっと深くへ入っていきます。
Bob waves to Pete.
ボブがピートに手を振ります。
“I want to show you how to surf,” he yells.
「サーフィンのやり方を教えてあげるよ!」と彼は叫びます。
Pete does not say, “Maybe later.”
ピートは「またあとでね」とは言いません。
He says, “Let’s do it!”
「やろう!」と言います。
“Lie on the board,” says Bob.
「ボードの上にうつ伏せになって」とボブが言います。
Pete lies on the board.
ピートはボードの上にうつ伏せになります。
“Paddles,” says Bob.
「パドリングして」とボブが言います。
Pete paddles out.
ピートは沖へ向けて漕ぎ出します。
He waits for a big wave.
彼は大きな波を待ちます。
A big wave is coming.
大きな波がやってきます。
“Stand up,” says Bob.
「立ち上がって」とボブが言います。
Pete stands up.
ピートは立ち上がります。
Then Pete falls down.
それからピートは落ちてしまいます。
It was scary, but it did not hurt.
怖かったけれど、痛くはありませんでした。
“Try again later,” says Bob.
「またあとでやってみなよ」とボブが言います。
Pete wants to try again now.
ピートは今すぐもう一度やってみたいです。
Pete lies down again.
ピートはもう一度うつ伏せになります。
He paddles out and waits.
彼は漕ぎ出して待ちます。
Here comes a wave!
波がやってきました!
Pete stands up.
ピートは立ち上がります。
This time he rides the wave!
今度は波に乗れました!
“Good job,” says Bob.
「よくやったね」とボブが言います。
Pete wants to surf all day.
ピートは一日中サーフィンをしたいです。
Bob does too.
ボブも同じです。
So they take turns.
だから二人は交代で波に乗ります。
Pete and Bob rock and roll with the waves.
ピートとボブは波と一緒にノリノリで揺れています。
What a great day!
なんて素晴らしい日でしょう!
It is okay to be afraid, but it’s more fun to surf!
怖がっても大丈夫、だけどサーフィンをする方がもっと楽しいよ!
まとめ
新しいことに挑戦するのは、大人だってちょっぴり勇気がいるもの。水に入るのを怖がっていたピートが、お兄ちゃんやママの温かいサポートのもと、自分のペースで少しずつ水に慣れ、最後には満面の笑みで波に乗る姿は、見ている子どもたちの背中をそっと押してくれます。「怖がってもいいんだよ、でもやってみるともっと楽しいかもしれないよ」という温かいメッセージを、ぜひ親子で受け取ってみてくださいね。