バレンタインデーと聞くと、なんだか少し気恥ずかしくて「自分には関係ないかな」なんて思ってしまう瞬間、ありませんか?
特に男の子だと、「ハートがいっぱいの行事なんて、全然クールじゃないよ!」なんて強がってしまうこともあるかもしれません。でも、本当に大切なのは、身近にいる「大好きな人たち」に感謝を伝えることなんですよね。
大人気シリーズの一冊『Pete the Cat: Valentine’s Day Is Cool』は、そんなバレンタインに対するちょっとした抵抗感を、最高にクールな「友情の形」へと変えてくれる素敵な一冊です。ここではPete the Cat: Valentine’s Day Is Coolの簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のごご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『Pete the Cat: Valentine’s Day Is Cool』の基本情報
| タイトル | Pete the Cat: Valentine’s Day Is Cool |
|---|---|
| 著者・イラスト | James Dean, Kimberly Dean |
| 出版社 | HarperCollins |
| 対象年齢(目安) | 4歳〜8歳 |
あらすじ
バレンタインデーなんてちっともクールじゃない。スケートボードを漕ぎながらそう言い切るピートでしたが、友達のキャリーから「バレンタインは、大切な人に特別だって伝える日なんだよ」と教えられ、少しずつ考えが変わっていきます。
家に帰ったピートは、クラスの友達全員にカードを作ることに決めました。ラリー、ジョシュ、トレイ…一人一人の「いいところ」を思い浮かべながら、心を込めてカードを手作りしていきます。
ところが、当日になって、一番身近で大切な「あの人」へのカードを忘れていることに気づいてしまい…!?ピート流の「クール」なバレンタインの結末に、心が温かくなります。
英語学習のポイント
この絵本には、自分の気持ちを伝えたり、相手を褒めたりするときに使えるポジティブな表現がたくさん詰まっています。親子で使いたくなるポイントを3つご紹介します。
1. 「〜がクールだ」と褒める表現
Pete the Catといえば「Cool」という言葉がキーワードです。相手のどこが素敵なのかを伝える時に使える、シンプルで前向きな言い回しが学べます。
- There’s something cool about every cat.(どの猫にも何か素敵なところがあるんだ。)
- Just tell Larry why he is cool.(ラリーのどこがかっこいいのかを伝えてごらん。)
2. 感謝を伝えるフレーズ
カードを渡すシーンでは、具体的になぜ感謝しているのかを添える表現が出てきます。メッセージカードを書く時の良いお手本になります。
- Thanks for picking us up every day.(毎日迎えに来てくれてありがとう。)
- You just made my day!(おかげで最高の日になったよ!)
3. 日常の動作に関する単語
絵本の中には、家や学校での何気ない動作を表す表現も豊富に含まれています。イラストと一緒に見るとイメージが湧きやすいですよ。
- riding his skateboard home(スケートボードで家に帰っている)
- sat down at the kitchen table(キッチンのテーブルに座った)
- pulled out a piece of paper(一枚の紙を取り出した)
読み聞かせ動画
日本語訳(全文)
It was the day before Valentine’s Day and Pete was riding his skateboard home when he saw his friend Callie.
バレンタインデーの前日、ピートがスケートボードで家に帰っていると、友達のキャリーに出会いました。
She was holding a big red heart that said “Love.”
彼女は「ラブ」と書かれた大きな赤いハートを持っていました。
“Have you finished your Valentine’s Day cards?” asked Callie.
「バレンタインデーのカードはもう書き終わった?」とキャリーが聞きました。
“No, Valentine’s Day is not cool,” Pete said.
「ううん、バレンタインデーなんてかっこよくないよ」とピートは言いました。
“Oh Pete, Valentine’s Day is my favorite holiday.
「まあピート、バレンタインデーは私の一番大好きな行事よ。
It’s the day to tell people how special they are to you,” Callie insisted.
みんなが自分にとってどれほど特別かを伝える日なんだから」とキャリーは主張しました。
Pete skated on, but something in the back of his mind told him that Callie might be right.
ピートはスケートボードを漕ぎ続けましたが、心のどこかでキャリーが正しいのかもしれないと感じていました。
By the time Pete got home, he had decided that Callie was right about Valentine’s Day.
家に着くころには、ピートはバレンタインデーについてキャリーが言ったことは正しいと決めていました。
So he got out his pencils, paper, crayons, markers, and sat down at the kitchen table.
そこで、彼は鉛筆、紙、クレヨン、マーカーを取り出して、キッチンのテーブルに座りました。
First, Pete started to work on a card for his friend Larry.
まず、ピートは友達のラリーのためにカードを作り始めました。
Pete made several cards with big red hearts, but he was not happy with his work.
ピートは大きな赤いハートを描いたカードを何枚か作りましたが、自分の出来栄えに満足できませんでした。
Pete wanted to make the perfect cards for every cat in his class.
ピートはクラスのすべての猫たちに完璧なカードを作りたいと思っていました。
“I’ll never get all these cards done in time,” Pete told his mom.
「これだけのカードを時間内に全部作り終えるなんて無理だよ」とピートはママに言いました。
Pete’s mom smiled. “Just do your best,” she said.
ピートのママは微笑みました。「ただベストを尽くせばいいのよ」と彼女は言いました。
Just tell Larry why he is cool. There’s something cool about every cat.
ラリーがどうしてかっこいいのかを伝えてごらん。どんな猫にも素敵なところがあるんだから。
Pete got back to work. He thought hard. What was cool about Larry.
ピートは作業に戻りました。彼は一生懸命考えました。ラリーのどこがかっこいいんだろう。
“To Larry, Happy Valentine’s Day from Pete.”
「ラリーへ、ハッピー・バレンタイン。ピートより」
“Perfect!” Pete said.
「完璧だ!」とピートは言いました。
After that, it didn’t take Pete long to make cards for all the boys.
その後、ピートは男の子全員分のカードをすぐに作ることができました。
to Josh, to Trey, to Rob, to John.
ジョシュへ、トレイへ、ロブへ、ジョンへ。
Then Pete made special cards for all the girls and wrote “Love, Pete” on each one.
それからピートは女の子全員に特別なカードを作り、それぞれに「愛をこめて、ピートより」と書きました。
(And of course, he made the biggest heart-shaped card for his mom!)
(そしてもちろん、ママには一番大きなハート型のカードを作りました!)
The next day, Pete and Callie waited for the bus together.
翌日、ピートとキャリーは一緒にバスを待っていました。
“I decided you were right. Valentine’s Day is cool.”
「君が正しいって決めたよ。バレンタインデーはかっこいいね」
“That’s awesome,” Callie said. “By the way, I am having a Valentine’s Day party at my house after school if you want to come.”
「それは最高ね」とキャリーは言いました。「ところで、放課後うちにバレンタインデーのパーティーをするんだけど、もしよかったら来ない?」
The bus pulled up then, and Pete and Callie got on.
ちょうどその時バスが止まり、ピートとキャリーは乗り込みました。
Mr. Ted, the bus driver, smiled and said good morning,
運転手のテッドさんは微笑んで「おはよう」と言いましたが、
but as soon as they were in their seats,
二人が席に着くやいなや、
Pete put his head in his paws.
ピートは前足で頭を抱えてしまいました。
“What’s wrong?” Callie asked.
「どうしたの?」とキャリーが聞きました。
“I forgot to make a card for Mr. Ted!” he cried.
「テッドさんのカードを作るのを忘れちゃった!」と彼は叫びました。
Then Pete thought, but I can make him an awesome card before we get to school.
その時ピートは、学校に着く前に最高にかっこいいカードを彼に作れるぞ、と考えました。
Pete pulled out a piece of paper and colorful pencil from his backpack. He began to draw.
ピートはバックパックから一枚の紙と色鉛筆を取り出しました。彼は描き始めました。
“Happy Valentine’s Day!
「ハッピー・バレンタイン!
Thanks for picking us up every day for school,”
毎日学校まで迎えに来てくれてありがとう」
Pete and Callie said as they handed Mr. Ted his Valentine.
ピートとキャリーはテッドさんにバレンタインのカードを渡しながら言いました。
“Thank you,” Mr. Ted told them.
「ありがとう」とテッドさんは二人に言いました。
“You just made my day!”
「おかげで最高の一日になったよ!」
“What about Mrs. Gold, the crossing guard?
「交通安全指導員のゴールドさんはどうかな?
We need to make her a Valentine too!”
彼女にもバレンタインのカードを作らなきゃ!」
Pete practically shouted.
ピートは叫ぶように言いました。
“Let’s do it,” Callie said.
「そうしましょう」とキャリーが言いました。
“Let’s make Valentines for everyone!”
「みんなにバレンタインのカードを作ろう!」
Pete and Callie got super busy making cards for everyone!
ピートとキャリーはみんなにカードを作るのに大忙しになりました!
To Mrs. Gold, “Happy Valentine’s Day.”
ゴールドさんへ、「ハッピー・バレンタイン」。
To the police, “Happy Valentine’s Day.”
警察官のみなさんへ、「ハッピー・バレンタイン」。
To the firemen, “Happy Valentine’s Day.”
消防士のみなさんへ、「ハッピー・バレンタイン」。
To the librarian, “Happy Valentine’s Day.”
司書さんへ、「ハッピー・バレンタイン」。
After school, Pete went to Callie’s party.
放課後、ピートはキャリーのパーティーに行きました。
He rang the bell and then he froze.
彼はベルを鳴らしましたが、その場で固まってしまいました。
Callie opened the door only to find her friend in a panic.
キャリーがドアを開けると、そこにはパニックになっている友達がいました。
“What’s wrong, Pete?”
「どうしたの、ピート?」
“I forgot something very important,” Pete admitted.
「すごく大切なことを忘れちゃったんだ」とピートは認めました。
“What?” Callie asked.
「何を?」とキャリーが聞きました。
“I just realized I forgot to make a card for you,” Pete said.
「君へのカードを作るのを忘れたって今気づいたんだ」とピートは言いました。
“That’s okay, Pete. Cards are just a way of showing you care.
「いいのよピート。カードは単に気持ちを伝えるための手段なんだから。
Hanging out with you, that’s way better than any card.”
あなたと一緒に過ごすこと、それがどんなカードよりもずっと素敵なことだわ」
“This is the best Valentine’s Day ever!”
「今までで最高のバレンタインデーだ!」
And Happy Valentine’s Day to you. Love, Pete.
そして君も、ハッピー・バレンタイン。愛をこめて、ピートより。
まとめ
バレンタインデーは、特別な誰かへ「大好き」や「ありがとう」を伝える、心温まる絶好の機会です。『Pete the Cat: Valentine’s Day Is Cool』を通して、友達や家族に向けた感謝の伝え方を英語で楽しく学んでみませんか?
ピートのように、身近な人の素敵なところを見つけてメッセージを送れば、きっと今までで一番「クール」な一日になるはずですよ。友情や優しさをテーマにしたこの絵本を、ぜひお子様と一緒に開いてみてくださいね。