くまのパディントンで英語学習!『Paddington Sets Sail』の基本情報と解説

くまのパディントンで英語学習!『Paddington Sets Sail』の基本情報と解説

みなさん、こんにちは!お子さんとの英語絵本タイム、毎日楽しんでいますか?

「そろそろ英語の音に慣れてほしいけれど、どんな本なら飽きずに聞いてくれるかな…」なんて悩むこと、ありますよね。

今回ご紹介する『Paddington Sets Sail』は、心地よい文章のリズムとライミング(韻を踏んだ表現)がとっても魅力的な一冊なんです。CDや読み聞かせ動画を流しておくだけでも、自然と心地よく耳に入ってくるので、聞き流しにもぴったりなんです。

思わずくすっと笑ってしまうパディントンの海での大冒険は、はじめて英語に触れるお子さんにも大人気!読んでいる大人まで、なんだか心がほっこり癒やされちゃいます。

ここでは『Paddington Sets Sail』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

絵本の基本情報

 

タイトルPaddington Sets Sail
著者・イラストMichael Bond / HarperCollins
出版社HarperCollins
対象年齢(目安)Level 1(読み聞かせ〜自分で読む初期段階)

あらすじ

ある朝、ブラウンさんから「海へ行こう!」という嬉しい発表がありました。

海に行くのが初めてのパディントンは大張り切り。バケツやシャベル、サングラスに浮き輪までそろえて準備万端です。

ビーチに到着したパディントンは、みんなで砂の城コンテストをすることになりました。一番大きな城を作ろうと夢中で作業をし、立派な城を完成させたパディントンですが、すっかり疲れて城の中で眠ってしまいます。

すると満ちてきた波が城を壊し、パディントンを乗せたバケツを沖へと流してしまうのでした。パディントンの一大冒険は、一体どんな結末を迎えるのでしょうか?

英語学習のポイント

① 出発するときに大活躍!「be on one’s way」の表現

絵本の中に「Soon, they were on their way.(間もなく、彼らは出発しました)」という一文が登場します。この「be on one’s way」は、どこかに向かって移動を開始したり、向かっている最中であることを表すとても便利な決まり文句なんですね。

日本語でも「今向かっているよ!」とか「もうすぐ着くよ」と言いたい場面が日常でよくあるのではないでしょうか。例えば、お出かけの準備ができて「さあ出発だ!」という時や、待ち合わせ場所に向かっている最中に家族や友達へ連絡する際にぴったりな表現となります。

  • be on one’s way → 出発している、向かっている最中である
    • “We are on our way to the beach.” → 私たちは海に向かっているところです。
    • “He is on his way home from school.” → 彼は学校から家に帰る途中です。

② 出来事に備える頼もしいフレーズ「be ready for 〜」

パディントンが海で使う道具を全部そろえたシーンで、「He was ready for anything.(彼はどんなことへの準備も万端でした)」と書かれています。この「be ready for 〜」は、「〜への準備ができている」という意味を持ちます。

学校に行く準備ができた時や、心構えが整った時など、子どもたちの日常生活でも使う機会が非常に多い語彙です。「anything」と組み合わせることで「何が起きても大丈夫!」というワクワクした気持ちや頼もしさを表現できますよ。

  • be ready for 〜 → 〜への準備ができている
    • “Are you ready for school?” → 学校に行く準備はできた?
    • “I am ready for the big game today.” → 私は今日の重要な試合への準備ができています。

③ 過去完了形「had + 過去分詞」で時間の前後の流れをつかむコツ

物語の中で「Paddington had never been to the beach.(パディントンは一度も海に行ったことがありませんでした)」という文章が出てきます。「had + 過去分詞」という形は、文法用語では「過去完了形」と呼ばれるものです。

これをわかりやすく言うと、「過去のある時点よりも、さらに前に起きたことや経験」を表す仕組みとなります。単に「海に行かなかった」という過去の事実だけでなく、「ブラウンさんが海に行こうと言ったその瞬間までに、一度も行った経験がなかったんだよ」という時間の流れや背景をくっきりと伝えることができるんですね。

  • had never + 過去分詞 → (過去のある時点までに)一度も〜したことがなかった
    • “I had never seen snow before I moved to Hokkaido.” → 北海道に引っ越すまで、私は一度も雪を見たことがありませんでした。
    • “She had never eaten tacos until yesterday.” → 昨日まで、彼女は一度もタコスを食べたことがありませんでした。

読み聞かせ動画のご紹介

日本語訳

One morning, Mr. Brown had a surprise.
“We’re taking a trip to the beach,” he said.
Paddington, Jonathan, and Judy cheered.
Mrs. Brown and Mrs. Bird were excited, too.
ある朝、ブラウンさんはびっくりの発表をしました。
「海へ旅行に行くよ」と彼は言いました。
パディントン、ジョナサン、ジュディは歓声をあげました。
ブラウン夫人とバードさんもとても楽しみにしていました。
Paddington had never been to the beach.
He did not know what to bring, so he packed everything.
パディントンは一度も海に行ったことがありませんでした。
持っていくものがわからなかったので、彼は何でも荷物に詰め込みました。
Soon, they were on their way.
Paddington poked his head out the window.
He sniffed the salty air.
間もなく、彼らは出発しました。
パディントンは窓から頭を出しました。
彼は潮の香りのする空気の匂いを嗅ぎました。
At the beach, Paddington got a pail, shovel, sunglasses, and a float.
He was ready for anything.
海に着くと、パディントンはバケツ、シャベル、サングラス、そして浮き輪を手に入れました。
彼はどんなことへの準備も万端でした。
The tide was low, so they went in the water.
Jonathan and Judy splashed and swam.
Paddington floated in the waves.
引き潮だったので、彼らは海に入りました。
ジョナサンとジュディは水を掛け合って泳ぎました。
パディントンは波にぷかぷかと浮かびました。
At lunch, Mr. Brown had a great idea.
He said, “Let’s have a sand castle contest.”
Paddington, Judy, and Jonathan would each make a sand castle.
The biggest castle would win.
昼食のとき、ブラウンさんが素晴らしい思いつきを口にしました。
「砂の城コンテストをやろう」と彼は言いました。
パディントン、ジュディ、ジョナサンがそれぞれ砂の城を作るのです。
一番大きな城を作った人が勝ちです。
Paddington wanted to win.
First, he found the perfect spot.
He dug a moat.
He carried pails and pails of sand.
He made walls and windows.
パディントンは勝ちたがっていました。
まず、彼は絶好の場所を見つけました。
彼は堀を掘りました。
彼はバケツで砂を何杯も運んで来ました。
城壁と窓を作りました。
Paddington placed his hat on top of the castle.
Finally, he was done.
Paddington’s big sand castle was perfect.
パディントンは城のてっぺんに自分の帽子を置きました。
ついに完成しました。
パディントンの大きな砂の城は完璧でした。
Paddington sat inside his castle.
Sand castle work was hard and he was tired.
Then he fell asleep.
パディントンは城の中に座りました。
砂の城を作る仕事はたいへんで、彼は疲れていました。
そして彼は眠りに落ちました。
Oh no, the tide had come in.
It knocked down Paddington’s sand castle.
It carried Paddington’s pail out to sea with Paddington in it.
あいにく、潮が満ちてきました。
波がパディントンの砂の城を壊してしまいました。
そしてパディントンをのせたまま、バケツを沖へと流していきました。
The Browns were worried.
It was getting late.
They found Paddington’s hat, but they could not find Paddington.
Where had he gone?
ブラウン一家は心配しました。
だんだん遅くなってきました。
彼らはパディントンの帽子を見つけましたが、パディントンを見つけることができませんでした。
彼はどこへ行ってしまったのでしょう?
Then the Browns spotted people gathered near the pier.
They ran toward the crowd.
It was Paddington!
そのとき、ブラウン一家は桟橋の近くに人が集まっているのを見つけました。
彼らは人ごみに向かって走りました。
パディントンでした!
People believed that Paddington had floated all the way across the sea.
They took his picture.
“Did you float here in this pail?” a girl asked.
“Yes, I used my shovel as a paddle,” said Paddington.
人々は、パディントンが海をずっと渡ってどんぶらこ流されてきたのだと信じ込んでいました。
みんな彼の写真を撮りました。
「このバケツに乗ってここまで流されてきたの?」と女の子が尋ねました。
「はい、シャベルをオール代わりにして漕いだんです」とパディントンは言いました。
The sun was setting.
It was time to go home.
“Did you enjoy your trip, Paddington?” asked Judy.
“Yes. Not many bears go to sea in a bucket,” he said.
日が沈みかけていました。
家に帰る時間でした。
「旅行は楽しかった、パディントン?」とジュディが尋ねました。
「うん。バケツに乗って海に出るクマなんて、そうそういないからね」と彼は言いました。
The Browns were so happy to have Paddington back.
“Today’s trip was a bit shorter than when you came from darkest Peru,” said Mr. Brown.
ブラウン一家はパディントンが無事に戻ってきて大喜びしました。
「今日の旅は、君が暗黒のペルーからやって来た時よりは少しばかり短い旅だったね」とブラウンさんは言いました。
Paddington did not hear.
He was fast asleep.
パディントンには聞こえていませんでした。
彼はぐっすりと眠っていたのです。

まとめ

『Paddington Sets Sail』は、パディントンの愛らしさとユーモアあふれる展開を楽しみながら、日常で使える活きた英語に触れられる素晴らしい一冊です。

短い文章と分かりやすい表現で構成されているため、英語絵本の読み聞かせを始めたばかりのご家庭にも無理なく取り入れていただけます。波に流されてもどこかマイペースなパディントンの姿に、きっとお子さまも笑顔になることでしょう。

ぜひご家庭での読書タイムに取り入れて、親子で楽しい英語の時間を過ごしてみてくださいね。



 

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