こんにちは!子どもに「大好き」という気持ちを伝えるとき、つい「I love you.」ばかり使ってしまっていませんか?
気持ちは十分伝わりますが、たまには違った表現で愛情を表現してみたいと思うこともありますよね。
そんなときにすごく参考になるのが、世界中で長年愛され続けている名作絵本『Guess How Much I Love You』なんです。
ここでは『Guess How Much I Love You』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本の基本情報
| タイトル | Guess How Much I Love You |
|---|---|
| 著者・イラスト | Sam McBratney / Anita Jeram |
| 出版社 | Walker Books |
| 対象年齢(目安) | 3歳〜 |
あらすじ
ベッドに入る時間になったちいさなキノハラウサギは、おおきなキノハラウサギに「ぼくがどれくらい君を好きか当ててみて!」と問いかけます。
腕を目いっぱいに広げたり、高くジャンプしたりしながら、自分の心の中にある「大好き」の大きさを全身で表現していくちいさなウサギ。
けれども、体のおおきなキノハラウサギは、いつだってそれを上回る大きな愛を返してくれるのでした。
二匹の温かい愛情の比べっこを描いた物語は、読む人みんなの心を優しく包み込んでくれますよ。
英語学習のポイント
絵本の文中には、日常会話ですぐに試したくなるような素敵な熟語や文法がたくさん詰まっています。
今回は、毎日のコミュニケーションで重宝する3つの重要フレーズを一緒に見ていきましょう!
① どこまでも届く!範囲を表す「all the way to〜」
相手への気持ちや物理的な距離の広がりを表現したいとき、とっても役立つのがこの言葉です。
わかりやすく言うと、「〜に至るまでずっと」というニュアンスで、目的地や対象の端っこまで届くイメージとなります。
家から駅までずっと歩いた話をするときや、頭から足先まで全身を指したいときに使ってみると自然ですよ。
- all the way to〜 → 〜までずっと、はるばる〜まで
- “I love you all the way up to my toes.” → ぼくの足のつま先まで、ずっと好きだよ。
- “We walked all the way to the station.” → 私たちは駅までずっと歩きました。
② 想像を超える大きさを表す「as far as〜」
「あそこに見える川のところまで」という風に、具体的な範囲や限界の距離を伝えたい場面では「as far as〜」がピッタリです。
言い換えるなら、「〜と同じくらい遠くの場所まで」という視覚的な広がりを感じさせる表現ですね。
自分の大好きな気持ちがどれほど遠くまで届いているかを伝えるには、まさにうってつけのフレーズと言えます。
- as far as〜 → 〜のところまで、〜に至るまで
- “I love you all the way down the lane as far as the river.” → 小道をずっと通って、川のところまで好きだよ。
- “I can walk as far as the park.” → 私は公園のところまで歩けます。
③ 気持ちや能力の限界に挑む「as + 形容詞/副詞 + as I can」
自分が持っている力をギリギリまで発揮しようとするとき、すごく使いやすい文法パターンが存在します。
噛み砕いて説明すると、「自分ができる精いっぱいの限界まで…する」という意味を作る仕掛けのことですね。
「できるだけ高く飛ぶ」のように、お子さまが全力で何かに挑戦する場面を応援するときにも活躍してくれます。
- as … as one can → 自分で〜できる限り…
- “I love you as high as I can reach.” → ぼくの手が届く一番高いところまで、好きだよ。
- “Run as fast as you can!” → できる限り速く走りなさい!
読み聞かせ動画のご紹介
絵本を開く前に、ネイティブの発音や物語のリズムを動画でチェックしておくのもおすすめです。
『Guess How Much I Love You』の日本語訳
ここからは、絵本の英文と日本語訳を並べてお届けしていきます。
毎日の読み聞かせはもちろん、英語のニュアンスを深く理解するための学習テキストとしても活用していただけますよ。
Little Nutbrown Hare who was going to bed held on tight to Big Nutbrown Hare’s very long ears.
He wanted to be sure that Big Nutbrown Hare was listening.
“Guess how much I love you,” he said.
“Oh, I don’t think I could guess that,” said Big Nutbrown Hare.
もう寝る時間になったちいさなキノハラウサギは、おおきなキノハラウサギのとても長い耳をしっかりとつかまえました。
おおきなキノハラウサギがちゃんと話を聞いているか確かめたかったのです。
「ぼくがどれくらいきみのことが好きか、当ててみて」と彼は言いました。
「おや、それはちょっと当てられそうにないな」とおおきなキノハラウサギは言いました。
“This much,” said Little Nutbrown Hare, stretching his arms out as wide as they could go.
Big Nutbrown Hare had even longer arms. “But I love you this much,” he said.
Hmm, that is a lot, thought Little Nutbrown Hare.
「これくらいだよ」とちいさなキノハラウサギは、両腕を広げられるかぎり目いっぱい広げて言いました。
おおきなキノハラウサギの腕はもっと長かったのです。「でも、ぼくはこれくらいきみのことが好きだよ」と彼は言いました。
うーん、それはすごく大きいや、とちいさなキノハラウサギは思いました。
“I love you as high as I can reach,” said Little Nutbrown Hare.
“I love you as high as I can reach,” said Big Nutbrown Hare.
That is very high, thought Little Nutbrown Hare.
I wish I had arms like that.
「ぼくの手がとどく一番たかいところまで、好きだよ」とちいさなキノハラウサギは言いました。
「ぼくの手がとどく一番たかいところまで、きみのことが好きだよ」とおおきなキノハラウサギは言いました。
それはすごくたかいや、とちいさなキノハラウサギは思いました。
ぼくもあんな腕があったらなあ。
Then Little Nutbrown Hare had a good idea.
He tumbled upside down and reached up the tree trunk with his feet.
“I love you all the way up to my toes,” he said.
“And I love you all the way up to your toes,” said Big Nutbrown Hare, swinging him up over his head.
そのとき、ちいさなキノハラウサギはいいアイデアを思いつきました。
彼はでんぐり返しをして、足の先を木の幹にのばしました。
「ぼくの足のつま先まで、ずっと好きだよ」と彼は言いました。
「そしてぼくは、きみの足のつま先までずっときみのことが好きだよ」とおおきなキノハラウサギは言って、彼を自分の頭の上に持ち上げました。
“I love you as high as I can hop,” laughed Little Nutbrown Hare, bouncing up and down.
“But I love you as high as I can hop,” smiled Big Nutbrown Hare –
and he hopped so high that his ears touched the branches above.
That’s good hopping, thought Little Nutbrown Hare.
I wish I could hop like that.
「ぼくがジャンプできる一番たかいところまで好きだよ」とちいさなキノハラウサギは笑いました。
ぴょんぴょんと跳ね回りながら。
「でも、ぼくがジャンプできる一番たかいところまできみのことが好きだよ」とおおきなキノハラウサギは微笑みました。
そして彼はとてもたかくジャンプしたので、耳が頭上の木の枝にふれました。
すごいジャンプだなあ、とちいさなキノハラウサギは思いました。
ぼくもあんなふうにジャンプできたらなあ。
“I love you all the way down the lane as far as the river,” cried Little Nutbrown Hare.
“I love you across the river and over the hills,” said Big Nutbrown Hare.
That’s very far, thought Little Nutbrown Hare.
He was almost too sleepy to think anymore.
「小道をずっと通って、川のところまで好きだよ」とちいさなキノハラウサギは叫びました。
「ぼくは川をこえて、丘の向こうまで好きだよ」とおおきなキノハラウサギは言いました。
それはすごく遠いや、とちいさなキノハラウサギは思いました。
彼は眠くて、もう何も考えられなくなってきました。
Then he looked beyond the thorn bushes, out into the big dark night.
Nothing could be farther than the sky.
“I love you right up to the moon,” he said, and closed his eyes.
“Oh, that’s far,” said Big Nutbrown Hare.
“That is very, very far.”
Big Nutbrown Hare settled Little Nutbrown Hare into his bed of leaves.
He leaned over and kissed him good night.
Then he lay down close by and whispered with a smile, “I love you right up to the moon – and back.”
それから彼は、イバラのやぶの向こうの、大きな暗い夜の空を見つめました。
空より遠い場所なんてありません。
「お月さままでとどくくらい好きだよ」と彼は言って、目を閉じました。
「おや、それは遠いね」とおおきなキノハラウサギは言いました。
「それは、本当にとても遠いな」
おおきなキノハラウサギは、ちいさなキノハラウサギを葉っぱのベッドに寝かせました。
彼は身をかがめて、おやすみのキスをしました。
それからすぐそばに横たわり、微笑みながら囁きました。「お月さままでとどくくらい好きだよ——そして、行って帰ってくるくらいね」
まとめ
言葉だけでは計りきれない深い愛情を伝える『Guess How Much I Love You』の世界はいかがでしたか?
絵本をお膝の上で一緒にめくる時間は、英語の勉強としてだけでなく、親子の絆を深める掛け替えのない時間になりますよね。
今回学んだ素敵なフレーズを日常に取り入れて、お子さまにたくさんの愛を伝えてみてくださいね。