お子様に英語を教えていると、「1、2、3…」と数を数えるだけでなく、その「単位」や「グループ分け」についても教えてあげたくなりますよね。
今回ご紹介する『One Hundred Shoes(100通りの靴、あるいは100足の靴)』は、世界中で愛されているレベル別リーダー「Step into Reading」シリーズのStep 2(自力読みを始めた子供向け)の作品で、算数の概念を英語で学べる「Math Reader」としても非常に優秀な一冊です。
100本の足を持つムカデくんの靴選びをテーマに、「2つで1組(Pairs)」や「まとまり(Sets)」といった、日本語では少し説明しにくい数え方のニュアンスを、リズムに乗せて楽しく教えてくれます。ここでは『One Hundred Shoes』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『One Hundred Shoes』の基本情報
| タイトル | One Hundred Shoes (Step into Reading, Step 2) |
|---|---|
| 著者 | Charles Ghigna (著), Bob Staake (イラスト) |
| 出版社 | Random House Books for Young Readers |
| 対象年齢 | 4〜8歳頃(目安) |
あらすじ
足が100本もあるムカデくん。いったいどこで、どうやって靴を選んでいるのでしょうか?庭用の靴、お出かけ用の靴、スニーカーにブーツにサンダル……。靴はいつも「ペア(Pairs)」で売っていますが、100本の足があるなら50ペア(Fifty Pairs)必要です。それとも、20個入りの「セット(Sets)」を5つ買う方がいいのでしょうか?色とりどりの靴を見ながら、左右の見分け方や靴紐の結び方にまで頭を悩ませるムカデくん。ユーモラスでリズミカルな問いかけの最後には、「だからムカデくんはいつも裸足なんだね!」と納得してしまう、楽しい結末が待っています。
英語学習のポイント
1. 英語の「単位」と「算数」の概念
日本語で「一足、二足」と数える靴ですが、英語では「Pairs」を使います。「Shoes come in pairs.」という表現を通じて、2つで1セットという概念を学べます。また、大きな数をグループ分けする「Sets」の考え方は、掛け算の導入にもぴったりです。
- Two shoes in each pair, so you will need fifty.(1ペアにつき靴は2つ。だから50ペア必要だわね。)
- Or do you buy sets? Five sets of twenty?(それともセットで買う?20個入りの5セット?)
2. 履物のバリエーションが豊富!
「shoes」だけでなく、スニーカー、スリッパ、サンダル、ブーツ、さらに木靴(clogs)やローファーなど、日常生活で使うあらゆる履物の名前が登場します。イラストと一緒に見ることで、語彙を効率よく増やせます。
- Do you wear slippers? Do you wear clogs?(スリッパを履く?木靴を履く?)
- Do you wear sneakers to climb over logs?(丸太を乗り越えるためにスニーカーを履くのかしら?)
3. リズム(韻)の心地よさ
「shoes / choose」「street / feet」「tight / right」など、文末で韻(ライム)を踏んでいるため、読み聞かせをしていると自然とリズムが生まれます。Step 2の特徴である、少し長めの文章でも飽きずに聴き続けられる工夫が凝らされています。
- How do you tie your shoelaces tight? / How do you tell your left from your right?(どうやって靴紐をきつく結ぶの? / どうやって右と左を見分けるの?)
読み聞かせ動画
日本語訳(全文)
Centipede, Centipede, how do you choose?
ムカデさん、ムカデさん、どうやって選んでいるの?
Where you shop for one hundred shoes?
100足もの靴をどこで買うの?
One hundred shoes for one hundred feet.
100本の足のための、100足の靴。
Shoes for the garden. Shoes for the street.
お庭用の靴。お出かけ用の靴。
Where do you buy them, so tiny and fine?
そんなに小さくて素敵な靴を、どこで買うのかしら?
Do you go shopping on Web sites online?
オンラインのウェブサイトでお買い物をするの?
Do you buy shoes in stores at the mall?
モールのショップで靴を買うの?
Do they have sizes smaller than small?
「スモール」よりも小さいサイズは売っているのかしら?
Shoes come in pairs.
靴は一足、二足とペアになっているわ。
Pairs are so nifty.
ペアってとっても便利よね。
Two shoes in each pair, so you will need fifty.
1ペアにつき2つの靴。だから、50ペア必要になるわね。
Or do you buy sets? Five sets of twenty?
それとも、セットで買うの?20個入りの5セット?
Ten sets of ten? I hope they have plenty!
10個入りの10セット?在庫がたくさんあるといいわね!
Do you wear slippers? Do you wear clogs?
スリッパを履くの?木靴を履くの?
Do you wear sneakers to climb over logs?
丸太を乗り越えるためにスニーカーを履くのかしら?
Do you like sandals? Do you like boots?
サンダルが好き?ブーツが好き?
Do you like loafers to wear with your suit?
スーツに合わせるローファーがお気に入り?
How do you tie your shoelaces tight?
どうやって靴紐をきつく結ぶの?
How do you tell your left from your right?
どうやって右と左を見分けるの?
Centipede, Centipede, where do you keep one hundred shoes when you go to sleep?
ムカデさん、ムカデさん、寝る時、100足の靴はどこに置いておくの?
Centipede, Centipede, I think I know… why you walk barefoot wherever you go!
ムカデさん、ムカデさん、わかっちゃった気がするわ…あなたがどこへ行くにも裸足で歩いている理由が!
まとめ
絵本『One Hundred Shoes(100足の靴)』は、英語のリズムを楽しみながら、「ペア(Pairs)」や「セット(Sets)」といった算数の大切な概念を自然に学べる素晴らしい一冊です。靴選びという身近でちょっと困ったシチュエーションを通じて、幼児から小学生まで幅広い年代が楽しめるユーモアがたっぷり。Step 2へステップアップしたお子様にとって、新しい単語に触れながら、少し複雑な概念を理解する喜びを教えてくれるでしょう。ぜひ、親子で一緒に「ペア」や「セット」を数えながら、ムカデくんの不思議な靴の世界を旅してみてくださいね。