夏が終わり、秋が始まったばかり。
ねこのピートは、ちょっぴり元気がありません。
泳いだり、サーフィンしたり、ビーチで遊んだりできる夏のほうが好きだからです。
そんなピートに、ママが「秋の好きなところを探してみたら?」と声をかけます。
『Pete the Cat Falling for Autumn』は、最初は秋に乗り気ではなかったピートが、パンプキンパイ、コーン迷路、りんご狩り、紅葉など、秋ならではの楽しみをひとつずつ見つけていく英語絵本です。
季節の英語に親しめるだけでなく、最後には家族や友だちとの時間の大切さにも気づかせてくれます。
絵本の基本情報
| タイトル | Pete the Cat Falling for Autumn |
|---|---|
| シリーズ | Pete the Cat |
| テーマ | 秋・季節の変化・家族・友だち |
| おすすめ | 秋の英語に親しみたい子、季節の行事や自然が好きな子 |
『Falling for Autumn』のあらすじ
秋の始まり、ピートは夏が終わってしまったことを寂しく感じています。
そんなピートにママが提案したのは、「秋の好きなところを探してみること」。
そこでピートは、秋ならではの楽しみを見つけに出かけます。
グランマとパンプキンパイを作ったり、友だちとコーン迷路を歩いたり、グランパと編み物をしたり。
さらに、干し草を積んだワゴンに乗り、りんご狩りを楽しみ、フットボールで遊びます。
家に戻るころには、赤や黄色、オレンジ色の落ち葉まで集めて、ピートのリュックは秋の思い出でいっぱいです。
最初は「夏のほうがいい」と言っていたピートが、秋の楽しみをひとつずつ体験することで気持ちを変えていきます。
「苦手」「つまらない」と思っていたものでも、見方を変えると楽しいところが見つかる。そんなピートの変化も、この絵本の魅力です。
タイトルの「Falling for Autumn」もおもしろい
autumnは「秋」。
そして英語のfallにも「秋」という意味があります。
さらに、fall for ~には「~を好きになる」「~に心をひかれる」といった意味があります。
物語の中で、最初は秋に乗り気ではなかったピートが、だんだん秋を好きになっていくことを考えると、Falling for Autumnというタイトルがぴったりです。
fallはアメリカ英語で「秋」、autumnも同じく「秋」を表します。
このタイトルでは、季節の秋と「好きになる」というイメージを重ねて楽しむことができます。
ピートが見つけた秋の楽しみ
この絵本には、英語圏の秋らしいものがたくさん登場します。
- pumpkin pie(パンプキンパイ)
- corn maze(トウモロコシ畑の迷路)
- knitting(編み物)
- hayride(干し草を積んだワゴンに乗る遊び)
- apple picking(りんご狩り)
- football(フットボール)
- fall leaves(秋の落ち葉)
- Thanksgiving(感謝祭)
日本の秋とは少し違う楽しみ方が登場するので、英語だけでなくアメリカの季節文化に触れられるところもおもしろいですね。
この絵本で覚えたい英語表現
feeling blue ―「落ち込んでいる」
feel blueは、「悲しい気分になる」「落ち込む」という意味の表現です。
ここでは、夏が終わってしまい、少し寂しいピートの気持ちを表しています。
blueは色の「青」だけでなく、気分が沈んでいる状態を表すことがあります。
たとえば、I’m feeling blue today. なら「今日はちょっと気分が沈んでいる」という意味になります。
can’t wait to ~ ―「~するのが待ちきれない」
can’t wait to ~は、直訳すると「~するまで待てない」。
そこから、「~するのが待ちきれない」「早く~したい」という、わくわくした気持ちを表します。
秋の思い出をリュックいっぱいに集めたピートが、早くママに見せたい気持ちにぴったりの表現です。
日常でも使いやすい表現です。
I can’t wait to see you! なら「会えるのが待ちきれない!」という意味になります。
bursting with ~ ―「~でいっぱい」
bursting with ~は、「~でいっぱい」「~があふれそう」という意味。
ピートのリュックには、カボチャ、毛糸、りんご、落ち葉など、秋の思い出がたくさん詰まっています。
burstには「破裂する」という意味があります。
そこから、袋などがはちきれそうなくらい何かでいっぱいの様子を表せます。
読み聞かせ動画で秋の英語を楽しもう
この作品には、秋の食べ物や遊び、色などが次々に登場します。
動画を見ながら、
- pumpkin
- apple
- leaf
- red
- orange
- gold
といった言葉を一緒に見つけてみても楽しいですね。
全部の英文を理解しようとせず、絵を見ながら「秋らしいもの」を探すだけでも十分楽しめます。
最後にピートが気づいた、一年中大切なもの
たくさんの秋の楽しみを見つけたピートは、集めた思い出の品を感謝祭の飾りにします。
そして、家族や友だちがテーブルを囲み、話したり笑ったりしながら過ごす様子を見て、ピートは気づきます。
秋には好きなものがたくさんある。
でも、季節が変わってもずっと大好きなのは、家族や友だち。
「秋のどんなところが好き?」
「一年中大好きなものは何?」
そんな話をしながら読むと、季節の英語だけではなく、子どもの好きなものや大切にしているものについても話せます。
秋の英語とピートの気持ちの変化を楽しめる1冊
『Pete the Cat Falling for Autumn』は、秋の行事や食べ物、自然を楽しみながら、ピートの気持ちが変わっていく様子を味わえる英語絵本です。
最初は夏を恋しがっていたピートも、秋の楽しみをひとつずつ見つけるうちに、すっかり秋が好きになります。
季節の英単語を覚えるだけでなく、「見方を変えると、新しい楽しさが見つかる」という読み方もできる作品です。
ねこのピートには、このほかにも読み聞かせ向けの定番作品や、短い英文で読めるI Can Read、季節を楽しめる絵本がたくさんあります。