子供が小学生になるまで英語辞典はOxford Picture Dictionaryを使っていました。 最近はペンでタッチすると音の出る英語絵辞典も豊富にあるのでそちらを使っているお子さんも多いと思います。
ピクチャーディクショナリーには辞書引きできる索引も付いていますが、英単語を調べるよりはパラパラめくってカテゴリーごとに絵を見ながら眺める読み物としての利用が多かったように思います。
Oxford Picture Dictionary: English/ Japanese
小学校に入学して英検5級を受けるくらいまではこの絵辞典が結構活躍していました。ですが、英検4級を目指して英文を書き始めるようになり英単語を引く回数も増えてくると、この絵辞典では語彙が足りません。
「自分で辞書ひいて調べてごらん」といってもなかなか探せなくて時間ばかりがかかってしまい、貸してごらんと見てみると載ってない・・なんてこともあります。
ちなみに、このOPDは生活空間で目にするモノの名前についてはすごい量が掲載されています。日本の英辞典ではちょっと物足りないとか、ネイティブの生活空間を垣間見たい方にはお勧めな絵辞典です。ですが、動詞や接続詞など文章について調べるには少々役不足です。
この絵辞典で探し、なければ身近にあるスマホやタブレットのグーグル翻訳などを使ってパパっと調べていましたが、子供にはやはり自分で辞書引きの流れを覚えてもらう方がいいと思い英和辞書を買うことにしました。
小学生の低学年が使える英和辞典
最近では低学年向けの英語辞典は沢山出ています。
ドラえもんやディズニーなどの低学年向けの辞書もあります。
ですが中身を見てみると、字は大きくて絵もたくさんあってよいのですが、例文がほとんどなくただ、英語→日本語になっているだけです。これではOPDとあまり変わりません。
まずは、塾友のお母さんや、子供が大きくなっている方にどんな英語の辞書を使っているか聞いてみることにしました。
お話をうかがってみると、「残念だなぁ・・」と感じた英和辞典の特徴は以下のようなモノでした。
- 用例が少ない
- 文字が小さくて見にくい
- 用語が難しすぎる
- 低学年向けの場合漢字にルビが振っていない
上記を踏まえ、買って良かった英和辞典としては、学研のジュニア・アンカー英和辞典と旺文社のマイスタディ英和辞典の2つの名前があがりました。
ジュニア・アンカー英和辞典 学研
アンカーシリーズは英語学習者に高い評価を受けている英語辞典ですが、その中学生向けの英和辞典です。収録は約17,100語。
この英和辞典の特徴はなんといっても用例が豊富なこと。調べた英単語がどういう使われ方をしているのか、たくさんの用例で解説されています。文字も大きく読みやすく、目的の英単語にまでたどり着きやすい辞書です。
マイスタディ英和辞典 旺文社
旺文社から出ている中学生向けのジュニア辞書です。収録項目約10,000。
旺文社と言えば英検を主催している会社。英検を目指している方にとても使いやすい工夫が随所に見られます。
英単語の横には英検4級、英検5級で出ますよ!といった級数が表示され、頻出熟語は特設の囲み記事になっていたりします。英検問題で出てくるような用例も多く盛り込まれています。
小学生でも使えるように漢字にはふりがなが振られているのがこの辞典の大きな特徴です。
どちらも甲乙付けられないほど良いです。マイスタディはルビが振ってあるし、文字も少し大きめです。ジュニアアンカーもマイスタディに比べると少し小さめの字ですが、全体的に見やすくてなにより用例がたくさんあり、実際英単語を調べたときにそれを使った文章も作りやすそうです。
最終的に選んだ辞書
結局、購入したのはジュニア・アンカーでした。しかも、英和辞典を探しながら、子供の強い要望で最終的には「英和・和英辞典」です。個人的には和英辞典は必要ないと思っているのですがしかたないです。
これから英文を作っていく機会が多くなるので、やはり用例が豊富に掲載されているジュニア・アンカーのほうが実質使える気がします。
実際、手にとって調べてみると確かに使いやすいです。ページの上部にはA~Zまでのうちいまどこを開いているかパット一目で確認でき、重要単語になると、ページをふんだんに割いて詳しく解説が入っています。
子供に「ルビ振ってないけど、へいき?」って聞いてみると、
ここに書いてある漢字くらいは読めるそうです。
さっそく、真新しい辞書を引きながら英語日記を作成していました。