「うちの子、甘いものばかり食べて…」「野菜も食べてほしいけど、おやつの時間しか目が輝かない」なんて悩み、ありませんか?
子供にとって、ドーナツやお菓子は魔法のような魅力を持っていますよね。そんなお子さんの「大好き!」という気持ちを、英語学習の入り口に変えてみましょう。
今回ご紹介するのは、タイトル通り恐竜たちがドーナツに夢中になる『Dinos Love Donuts』。でもこの絵本、ただ可愛いだけじゃありません。「なぜドーナツには穴があるの?」そんな素朴な疑問から、とんでもなく愉快な理屈とダンスパーティーへと展開していくのです。
おやつ時のワクワク感をそのままに、英語のリズムやユーモアを楽しめるこの一冊は、食べることが好きなお子さんの食育的な興味付けにもぴったり。「これって英語でなんて言うのかな?」なんて会話も弾むはずです。甘い香りが漂ってきそうな楽しい読書タイムを、ぜひ親子で一緒に味わってください。
ここでは『Dinos Love Donuts』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本『Dinos Love Donuts』の基本情報
| タイトル | Dinos Love Donuts |
|---|---|
| 著者・イラスト | Hanan Harchol (Author, Illustrator) |
| 出版社 | Mythical Feasts |
| 対象年齢(目安) | 4歳〜 |
あらすじ
恐竜たちはドーナツが大好き!
ジェリーにつけたり、スプリンクルを山盛りにしたり、もう夢中です。でも、彼らがドーナツを愛する理由は味だけじゃありません。実はあの「穴」が、獲物を見つけるのに便利だったり、ツノにぴったりハマったりするからなんですって(本当かな?)。
さらに恐竜たちが大好きなのはダンス!
夜通し踊りまくる彼らですが、お腹が空いたらやっぱりドーナツの出番。さて、楽しいパーティーの準備万端…と思いきや、あなたが作った「巨大ドーナツ」にはある重大な秘密が隠されていました。恐竜たちが一番恐れている「あるもの」とは一体…?
意外なオチと友情(?)に思わず笑ってしまう、愉快なストーリーです。
英語学習のポイント
1. 韻(ライム)を楽しもう
この絵本は、声に出して読んだ時のリズムがとても楽しい「韻」がたくさん踏まれています。例えば”donuts” と “go-nuts”、”jelly” と “bellies”など、似た音の言葉遊びを探しながら読むと、自然と英語の音が耳に残ります。
- Did you know that in your know-nut?
- You might think my mind has blown but you should watch these dinos
go-nuts!
2. 感情豊かに叫んでみよう
恐竜たちのセリフは、短くて感情がこもったフレーズがいっぱい。読み聞かせの時は、思いっきりオーバーリアクションで読むのがコツです。子供も真似したくなるような勢いのある英語表現を学べます。
- “It’s a great day to be pray!”
- “Yep! Tango is way better!”
3. 食べ物と動作の表現
ドーナツを食べるシーンでは、”dip”(浸す)、”stack”(積み上げる)、”crunch”(噛み砕く)など、具体的な動作を表す動詞が登場します。おやつの時間に実際に使いながら覚えられる、生きた英語表現です。
- They dip donuts deep in jelly.
- crunch on cake crumb ‘til they swell-y!
読み聞かせ動画
https://youtu.be/k9KKDqlL-kQ?si=Bmv1QQ1CLv1D5iDY
日本語訳(全文)
Dinos do love donuts!
Did you know that in your know-nut?
You might think my mind has blown but you should watch these dinos go-nuts!
恐竜たちは本当にドーナツが大好きなんだ!
君のその「脳(ノー)ナツ」で知っていたかな?
僕がおかしくなったと思うかもしれないけど、恐竜たちが「ゴー・ナツ(夢中)」になる姿を見てごらんよ!
They dip donuts deep in jelly.
Stack some sprinkles on their bellies, raise the glazed ones on barbellies,
crunch on cake crumb ‘til they swell-y!
彼らはドーナツをジェリーに深く浸すんだ。
お腹の上にスプリンクルを積み上げて、
グレイズド・ドーナツをバーベルみたいに持ち上げて、
お腹が膨れるまでケーキのくずをバリバリ食べる!
Why are they obsessed, you say?
‘cause holey food is good for prey!
It helps see danger far away while dishing up sweet dough all day.
“It’s a great day to be pray!”
なぜそんなに執着するのかって?
それは、穴のあいた食べ物は獲物を狙うのに都合がいいからさ!
一日中甘い生地を盛りつけながら、遠くの危険を見通すのに役立つんだ。
「獲物(プレ・イ)日和だぜ!」
But that’s not all that dinos like!
The holes fit great on horns and spikes!
For those with arms like little tikes a stick can reach, no need to pike!
“I can’t bend that far!”
“It’s a donut. Just grab a stick!”
でも恐竜が好きなのはそれだけじゃない!
穴は角やスパイクにぴったりはまるんだ!
小さな子供みたいな腕の持ち主には、棒を使えば届くから、槍で突く必要もない!
「そんなに遠くまで曲がらないよ!」
「ドーナツだよ。棒を使えばいいんだ!」
These dinos do love one thing more than donuts, if I might.
They love to dance from dawn to dusk and all throughout the night!
Triceratops try tango since the tri-step is too trite.
“Yep! Tango is way better!”
and the raptors rep the Roomba with a rhythm razor-tight.
実を言うと、この恐竜たちにはドーナツより好きなものが一つあるんだ。
彼らは夜明けから夕暮れまで、そして一晩中踊るのが大好きなのさ!
トリケラトプスはタンゴを踊るよ、スリーステップ(トライステップ)はありきたりすぎるからね。
「そうさ!タンゴの方がずっといい!」
そしてラプトルたちは、キレキレのリズムでルンバを披露する。
The Stegosaurus steps-a-saurus all around the dance-a-froor-us.
Brontosaurus swings before us…
“I heard Pterodactyl got kicked off the dance team!”
“Yeah, he kept winging it!”
ステゴサウルスはダンスフロアを縦横無尽にステップ・ア・サウルス。
ブロントサウルスは僕らの前でスウィングする……
「プテラノドンがダンスチームを追い出されたって聞いたよ!」
「ああ、あいつずっとアドリブ(手羽先だけに)でやってたからな!」
Why do dinos love to dance? Because they are so big!
The steps they take make palm trees shake and wiggle with their jig.
“Your tree is wiggling too much!”
“Don’t be a sore loser!”
なぜ恐竜はダンスが好きなのか? それは彼らがとっても大きいから!
彼らのステップはヤシの木を揺らし、そのジグダンスで木々をガクガクさせる。
「君の木、揺れすぎだよ!」
「負け惜しみはやめろよ!」
Their footprints make great pools to splash- no need for them to dig!
“Are you clean yet?”
“Yep. I’m ex-stinked!”
彼らの足跡は最高の水しぶきプールになる。
掘る必要なんてないんだ!
「もうきれいになった?」
「ああ。僕は絶滅(エクス・ティンクト)、じゃなくて脱・悪臭(エクス・スティンクト)したよ!」
Their dances make the dust float ‘round their heads like wacky wigs!
彼らが踊ると土埃が舞い上がって、頭の周りで変なウィッグみたいに見えるんだ!
The dinos’s big old bellies mean they need to eat a lot!
They’ll wait in line all day at D’s!
“Come get ‘em while they’re hot!”
“I’m hungry!”
“The wait is worth it for D’s donuts… Trust me!”
“We’ve got all the time in the world!”
恐竜たちの大きなお腹は、たくさん食べる必要があるってこと!
彼らは「D(ドーナツ店)」で一日中行列に並ぶんだ!
「熱いうちに買いにおいで!」
「お腹すいた!」
「Dのドーナツなら待つ価値があるよ……僕を信じて!」
「時間はたっぷりあるからね!」
By the time it’s time to dance, their jumbo tummies turn to knots.
That’s why the biggest donuts are the ones that hit the spot!
踊る時間になる頃には、彼らの巨大なお腹は空腹でねじれちゃう。
だからこそ、一番大きなドーナツが最高に満足させてくれるんだ!
Hey kid! You made a donut for the dino dance tonight?
That donut is a doozy…
Wow, it must be record height!
やあ、君! 今夜の恐竜ダンスのためにドーナツを作ったのかい?
そのドーナツはとんでもない代物だ……
わあ、きっと記録的な高さだね!
You sure did pay attention, friend,
You truly are allright!
The dinos will all love it.
Let’s go dance all through the night!
君は本当によく見ていたね、友よ。
君は本当にいいやつだ!
恐竜たちはみんなそれを気に入るよ。
さあ、一晩中踊りに行こう!
Friend, I have to ask you one more thing before we roll:
Where exactly did you hide that giant donut hole?!
Dinos hate the centers!
Yep, the outsides are their goal!
The centers look like rocks (which scared the dinos to their souls).
友よ、出かける前にもう一つ聞かなきゃいけないことがあるんだ。
あのでっかいドーナツの「穴(のくり抜いた部分)」を、一体どこに隠したんだい?!
恐竜たちは真ん中の部分が大嫌いなんだ!
そう、彼らの狙いは外側の部分だけ!
真ん中の塊は岩みたいに見えるからね。
(それが恐竜たちを心の底から怖がらせるんだ)。
The dinos’ greatest fear is of the horrid, gruesome rock!
“Ahh!
..killda looks like a roll, doesn’t it?”
“Run. It’s a rock!”
恐竜たちが最も恐れているのは、恐ろしくて不気味な「岩」なんだ!
「ああ!
……ちょっとパンのロールみたいに見えるけど、違うよね?」
「逃げろ。岩だぞ!」
If a rock is on the dance floor and it’s stepped on… it’s a shock!
And if a dino eats one by mistake it might just knock that dino’s teeth out of its mouth until it screams out:
Holy fiddlesticks!
もしダンスフロアに岩があって、それを踏んじゃったら……大変なショックだよ!
もし恐竜が間違えて食べちゃったら、歯が口から叩き出されて、こう叫ぶことになるかもしれない。
なんてこったい!
You brought the hole? Let that thing roll!
Let’s push it down this grassy knoll!
The dinos-they must never know!
Ok, we’re hole-less, now let’s go!
「穴の部分」を持ってきたって? それを転がしちゃえ!
この芝生の丘から押し落とそう!
恐竜たちには——絶対知られちゃいけないよ!
よし、これで「穴の塊」はなくなった、さあ行こう!
“I just love this rockless party!”
“And these donuts are quitenice!”
「岩のないパーティー、最高だね!」
「それに、このドーナツもなかなかいいよ!」
“That song, it was so catchy!”
“Yes! Why don’t we dance it twice?”
「あの歌、すごく耳に残るね!」
「そうだね! 二回踊っちゃわない?」
Ahhh! A rock! It’s in the sky!
Let’s run or we’ll get hurt!
…Why is it that this rock tastes like a jelly-filled dessert?
あああ! 岩だ! 空にあるぞ!
逃げよう、じゃないと怪我しちゃう!
……どうしてこの岩は、ジェリーが詰まったデザートみたいな味がするんだろう?
Friend! You helped the dinos overcome their greatest fear!
They’re making all that noise for you!
A great big dino cheer!
I bet they won’t run scared the next time big rocks are too near…
…and I’m sure that you’ll be welcome on their dance floor every year!
友よ! 君は恐竜たちが最大の恐怖を克服するのを助けたんだ!
彼らは君のためにあんなに大きな声を上げているんだよ!
恐竜たちの盛大な歓声だ!
きっと次からは、大きな岩が近くに来ても怖がって逃げたりしないだろうね……
……そしてきっと、君は毎年彼らのダンスフロアで歓迎されるはずさ!
まとめ
ドーナツ好きの恐竜たちが繰り広げるドタバタ劇、いかがでしたか?
ユーモアの中にも「食育」につながるヒントや、子供たちが大好きなダンス、そして英語の韻を踏んだリズムがたっぷり詰まっていましたね。
『Dinos Love Donuts』は、ただ読むだけでなく、親子で一緒に笑って、踊って、そして美味しいドーナツを食べたくなるような、最高にハッピーな絵本です。ぜひ今夜の読み聞かせに取り入れて、甘〜い夢を見てくださいね。