フォニックス絵本「Croc gets a Shock」

寝坊したワニに共感?フォニックスも学べる英語絵本『Croc gets a Shock』

こんにちは!

子どもに英語を触れさせたいなーって思うこと、ありますよね。
英語絵本ってその代表格だと思うんですけど、「フォニックスがいいらしい」とか聞くと、なんだか急にハードルが上がっちゃう感じ、しませんか?

「発音とか大丈夫かな…」なんて思ったり。

今日は、そんなパパママにも、そしてもちろん英語を学び始めたお子さんにも、とってもおすすめな一冊を紹介したいと思います。Phonics Readersシリーズから『Croc gets a Shock』です!

ここでは『Croc gets a Shock』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

お話のあらすじ

主人公は、ちょっぴりお寝坊さんのワニのクロコさん。
ある朝、なんと自分の誕生日パーティーの日なのに、盛大に寝過ごしちゃうんです!

「あらまあ!もう10時ですって!?」

さあ大変。
新しい靴もバッグも買わなきゃいけないし、動物園でのパーティーは2時20分前(at twenty to two)に始まっちゃうんです。

この「2時20分前」っていう言い方、ちょっとややこしいですよね。

慌てて朝ごはんをかっこんで、バス停に走るクロコさん。
でも、時すでに遅し…バスは目の前で行っちゃった!
「はぁ、はぁ…バスに乗り遅れちゃった…」なんて、息も切れ切れです。

やっと街に着いたと思ったら、今度はお目当ての靴屋さんが2時まで閉まってる!
「もう、このブーツでいくしかないわ…」と、ちょっとしょんぼり。

なんとかパーティー会場の動物園に着くと、ライオンさんやサイさんが「まだかなー?」って待ってくれています。
みんな「ハッピーバースデー、クロコ!」って迎えてくれるんだけど、クロコさん、今度は緊張と疲れでしゃっくりが止まらなくなっちゃうんです。ヒック、ヒック!って。かわいそうなクロコさん。

さて、この後クロコさんはどうなっちゃうんでしょうね? 続きはぜひ、絵本を手に取って確かめてみてください。

Croc Gets a Shock (Phonics Readers)

英語学習のポイント

この絵本、何がいいって、まずストーリーが面白いんですよね。

クロコさんのドタバタが、子どもにも「あー、やっちゃったねー」って感じで共感しやすいと思うんです。
そして、英語学習の観点から見ると、「フォニックス」の練習にぴったりなんです。

フォニックスって、ものすごくざっくりいうと、英語の「音」と「文字のつづり」の間のルールみたいなものです。

例えば、「c」は「クッ」って音で、「a」は「ア」「t」は「トゥッ」。これを繋げると「cat(キャット)」って読めるようになる、みたいな感じですね。

これが分かると、知らない単語も推測して読めるようになったりするんですよ。すごいですよね。

この絵本は、リズミカルな言葉遊び(ライミングって言います)がたくさん使われていて、声に出して読むのがとっても楽しいんです。

例えば、”Knock Knock.” “Who’s there?” “Hey, wake up, Croc!” “You’ve overslept – it’s ten o’clock!” みたいに、「Croc」と「o’clock」で韻を踏んでいたりします。

こういうのを繰り返しているうちに、自然と英語の音やリズムが身につくかもしれません。

さて、ここでいくつか日常で使えそうなフレーズをピックアップしてみましょう。

“You’ve overslept – it’s ten o’clock!”

(あなたは寝過ごしました-10時です!)

これは「あー!寝坊しちゃった!」っていう、誰もが一度は経験する(かもしれない)状況で使える表現ですね。“oversleep” で「寝過ごす」という意味です。

朝、子どもがなかなか起きてこない時に、「Hey, you’ve overslept! It’s already eight o’clock!(ちょっとー、寝坊だよ!もう8時だよ!)」なんて冗談っぽく使ってみるのも面白いかもしれません。

「え、もうそんな時間!?」っていう焦りが伝わってきますよね。

“I’m due at The zoo at twenty to two.”

(私は2時20分前に動物園の予定です。)

“be due at…” は「~に(時間通りに)到着予定です」とか「~する予定です」という意味で、結構便利な表現です。例えば、「I’m due at the dentist at 3 p.m.(午後3時に歯医者さんの予約があるんだ)」みたいに使えます。

そして、問題の(?)時間の言い方 “twenty to two” ですね。
これは「2時まであと20分」という意味で、つまり「1時40分」のことです。

最初は「え、どっち?」ってなるかもしれませんが、”to” は「~まで」って考えると少し分かりやすいかもしれません。

例えば、”ten to three” なら「3時まであと10分」なので「2時50分」です。
慣れるとパズルみたいで、ちょっと頭の体操にもなるかもしれませんね。

読み聞かせ動画のご紹介

日本語訳

Knock Knock. “Who’s there?”
トントン 「誰かそこにいますか?」

 

“Hey, wake up, Croc!”
「おい、起きろ、クロコ」

“You’ve overslept – it’s ten o’clock!”
「あなたは寝すごしました-10時です!」

Oh No! Has my alarm clock stopped?
「あらまあ!私の目覚まし時計は止まっていましたか?」

 

“I’m late and there’s so much to do –
「私は遅れます そしてすることが沢山ある

I need new shoes, a new bag too.
新しいシューズに新しいバックも必要です。

I’m due at The zoo at twenty to two.”
私は2時20分前に動物園の予定す。」

 

Croc gulps her breakfast,
クロコは朝食を飲み込んで、

grabs her stuff.
彼女の持ち物をつかむ

 

She runs, but she’s not quick enough.
彼女は走っているが、彼女は十分に速くはない。

“I’ve missed the bus!” She’s out of puff.
「私はバスを逃した!」 彼女は息切れした

 

Now Croc’s in town. “It can’t be true!”
現在、町のクロコさん「それはほんとうであるはずがない。」

The shoe store door says closed till 2.
靴屋さんのドアは2時まで閉店と書いてある。

 

She sighs. “These boots will have to do.”
彼女はため息をつきます。「これらのブーツを持ってく必要があります」

 

It’s party time! The Zoo looks fine.
パーティーの時間だ! 動物園はすばらしく見えます。

The lions and rhinos wait in line.
ライオンとサイが並んで待ちます。

Happy Birthday Croc!
ハッピーバースデークロコ!

The hippos hold a birthday sign.
カバは誕生日のサインを持っています。

But where is Croc?
しかしクロコはどこですか?

 

“Will have to wait. She’s always late.”
「待たなければならない。彼女はいつも遅れている」

“At last! Come on. let’s celebrate!”
“さあ、こっちへ、祝いましょう!”

 

Croc swallows quickly.
クロコはあわただしくグッと飲み込みます。

Hic
ヒック

“What’s up, Croc?”
「どうした?クロコ」

“I have the hiccups – I can’t stop.”
「私はしゃっくりをしている – 私は停止することはできません。」

Poor Croc!
かわいそうなクロコ!

 

There. there.
そら、そら

“Unwrap your presents. Croc.”
「あなたのプレゼントを開封してください。クロコ

Croc picks a box…
クロコは箱を持った

..and gets a shock.
そして驚いた。

“Cuckoo! cuckoo!”
「カッコウ!カッコウ!」

Ooh!
わぁ!

 

My gosh! I almost dropped the box.”
なんてことだ!私は、箱を落とすところでした」

“You’ve never seen a cuckoo clock?”
「あなたは、鳩時計をこれまで見たことがありませんでしたか?」

 

“Hey, Croc! Guess what?
「ねぇ、クロコ!何だと思う?

Your hiccups have stopped!”
あなたのしゃっくりが止まった!」

“It was the shock.”
「それはショックだった」

 

“So tell us, do you like it. Croc?”
「それで、教えてください、あなたはそれが好きですか?」

I do! I do! I like it a lot!
「そうです!そうです! とっても大好きです!」

“It’s a tip-top tick-tock cuckoo clock!”
「それは最高のカチカチ鳩時計です!」


絵本選びって、意外と迷いませんか?

とはいえ、英語絵本って聞くと、やっぱり「ちゃんと読めるかな…」とか「意味、伝わるかな…」って、ちょっと身構えちゃうこと、ありますよね。僕もそうでした。

でも、この『Croc gets a Shock』は、絵がとっても可愛くて表情豊かだから、言葉が全部わからなくても、クロコさんの気持ちが伝わってきやすいんです。

だから、最初は完璧じゃなくて全然OKです。

お子さんと一緒に絵を見ながら、「あー、大変そうだねー」なんて日本語でツッコミを入れながら読むのも、それはそれで楽しい時間になりますよ。

フォニックスも、時間の表現も、「そういうのあるんだなー、へー!」くらいで大丈夫。

一番大切なのは、親子で一緒にケラケラ笑ったり、「どうなるんだろう?」ってドキドキしたりする時間そのものだと思うんです。

というわけで、今回は『Croc gets a Shock』をご紹介しました。

英語って、勉強って思うとちょっと疲れちゃうけど、こんな風に物語を通じて触れると、案外スッと心に入ってくることってありますよね。

この絵本が、皆さんの「英語って面白いかも!」の小さなきっかけになったら嬉しいです。まずは気軽にページを開いて、クロコさんのドタバタ劇を一緒に楽しんでみてくださいね。



 

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