こんにちは!
今日は、ちょっとしたカタカナ英語の落とし穴について書いてみたいと思います。
テーマは「チェック」です。

日本語の「チェック」は使いどころが広い
「この書類、チェックしておいて!」
「このシャツ、かわいいチェック柄だね!」
…どちらも自然な日本語ですよね。
でも、英語でこの2つをそのまま “check” と言ってしまうと、意味が通じないことがあります。
同じ発音なのに、まったく別の言葉として使われるんです。
“check” は「確認する」

まずはおなじみの “check”。
これは「確認する」「検査する」「調べる」などの意味で使われます。
たとえば:
- Please check your email.(メールを確認してください)
- I’ll check the schedule.(スケジュールを確認します)
なので、「書類をチェックして」は英語でも “check” でOKです。
ここまでは簡単ですね。
「チェック柄」は“check”ではない?
問題はこっち。
ファッションでよく言う「チェック柄のシャツ」。

日本語だと「チェックシャツ」ですが、英語で “check shirt” とはあまり言いません。
英語では “checked shirt”(チェックの入ったシャツ)や、“plaid shirt”(格子柄のシャツ)と言うのが自然です。
特にアメリカ英語では plaid が一般的で、イギリス英語では tartan(タータン) がよく使われます。
“check” だけだと「確認」になってしまうので、ちょっと混乱します。
同じ発音でも、意味がまったく違う
カタカナの「チェック」には、
確認する(check)
格子模様の(checked / plaid)
というように、発音は同じでも英語では別の単語・意味があるんです。
日本語の「チェック」は、便利なようでちょっとあいまいなんですよね。
つい英語でも同じように使いたくなってしまうのは、あるあるです。
とはいえ、「カタカナ英語」は悪くない
こういう違いを知ると、「あれ、英語ってめんどくさいな」と思うかもしれません。
でも、カタカナ英語はもともと日本語の中で進化した言葉です。
つまり、「日本語としてのチェック」はちゃんと意味を果たしているんですよね。
英語っぽいけど、英語ではない。
その曖昧さも、日本語の柔らかさの一部なのかもしれません。
というわけで、
「この服チェック柄だね!」を英語で言いたいときは “checked” や “plaid”。
「予定をチェックする」はそのまま “check”。
同じ「チェック」でも、英語ではまったく違う顔をしている、というお話でした。