英語絵本「Alexander and the Terrible, Horrible, No Good, Very Bad Day」のご紹介です。誰もが経験するような「ツイてない日」を、コミカルに描いた人気のロングセラー絵本です。
ここでは、この作品の簡単なあらすじや文中に出てくる日常の英語表現、さらにおすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳を掲載しています。
あらすじ
この絵本は、1987年にアメリカの作家ジュディス・ヴィオストによって出版されました。ニューヨーク公共図書館が選ぶ100冊のすばらしい児童書にも選ばれていてロングセラーとなっています。
アレクサンダーは朝からツイてない! ガムを髪につけたまま寝てしまい、朝食では兄弟たちはおもちゃがついてくるのに、自分のものにはなにもなかった。歯医者で虫歯を見つけられ、エレベーターで足を挟まれ、泥だらけになって母親に叱られます。
しかし、そんな中でも前を向いて頑張るアレクサンダーの姿は愛らしく、子供たちの共感を呼びそうです。最後に母親に「そういう日もあるの。でもオーストラリアでもそうなの」と言われ、少し気持ちが落ち着きます。つらい経験はあっても、きっと前を向いて乗り越えられるという教訓が込められています。
イディオム・表現解説
“It was a terrible, horrible, no good, very bad day.”
意味:最悪で、最悪で、ダメで、最悪な一日だった。
解説:
“terrible”、”horrible”、”no good”、”very bad” と、4つの形容詞を重ねることで、その日のひどさを強調しています。感情を強く表現したいときに使う。
例文:
I had a terrible, horrible, no good, very bad day at school.
学校で最悪な一日だった。
My car broke down on the way to the party. It was a terrible, horrible, no good, very bad day.
パーティーに行く途中で車が壊れたんだ。最悪で、最悪で、ダメで、最悪な一日だったよ。
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
I went to sleep with gum in my mouth
ガムを口に含んだまま寝てしまった
and now there’s gum in my hair when I got out of bed this morning
今朝ベッドから起きたときに髪にガムがついていた
I tripped on the skateboard and by mistake I dropped my sweater in the sink while the water was running
スケートボードにつまづいて、間違えてセーターを流し台に落としてしまった。
and I could tell it was going to be a terrible, horrible, no good, very bad day.
最悪で、最悪で、ダメで、最悪な一日になりそうだった。
At breakfast Anthony found a Corvette Sting Ray car kit in his breakfast cereal box
朝食時、アンソニーはシリアルの箱の中にコルベット・スティングレイのカーキットを見つけた。
and Nick found a Junior Undercover Agent
code ring in his breakfast cereal box
ニックは朝食のシリアルの箱からコードリングを見つけた。
but in my breakfast cereal box all I found was breakfast cereal.
しかし、私の朝食用シリアルボックスには朝食用シリアルしか入っていなかった。
I think I’ll move to Australia.
オーストラリアに引っ越すと思う
In the car pool Mrs. Gibson let Becky have a seat by the window.
カープールで、ギブソン夫人はベッキーを窓際の席に座らせた。 窓際の席に座らせた。
Audrey and Elliot got seats by the window too.
オードリーとエリオットも窓際の席に座った。
I said I was being scrunched. I said I was being smushed.
私は押しつぶされそうだと言った。私は押しつぶされそうだと言った。
I said, if I don’t get a seat by the window, I’m going to be carsick. No one even answered.
窓際の席に座らないと車酔いしちゃうって言ったの。誰も答えてくれなかった。
I could tell it was going to be a terrible, horrible, no good, very bad day.
ひどい、恐ろしい、ダメな、とても悪い一日になりそうだった。
At school Mrs. Dickens liked Paul’s picture of the sailboat better than my picture of the invisible castle.
学校では、ディケンズ先生がポールのヨットの絵の方が私の見えないお城の絵より好きだった。
At singing time she said I sang too loud.
歌の時間には、私の歌声が大きすぎると言われた。
At counting time she said I left out sixteen. Who needs sixteen?
時間を数えているときに、彼女は私が16個を忘れたと言った。 誰が16人を必要とするでしょうか?
I could tell it was going to be a terrible, horrible, no good, very bad day.
私は、その日がひどく、恐ろしく、ダメで、とても悪い日になりそうだと感じていた。
I could tell because Paul said I wasn’t his best friend anymore.
ポールが私はもう彼の親友ではないと言っていたので、それがわかりました。
He said that Philip Parker was his best friend and that Albert Moyo was his next best friend and that I was only his third best friend.
彼は、フィリップ・パーカーが彼の親友で、アルバート・モヨが彼の次に親友であり、私は彼の3番目の親友にすぎないと言いました。
I hope you sit on a tack, I said to Paul.
馬車の上に座っていてほしい、と私はポールに言いました。
I hope the next time you get a double-
decker strawberry ice-cream cone
次にダブルデッカーのストロベリーアイスクリームを食べるときは ストロベリー・アイスクリーム・コーン
the ice cream part falls off the cone part and lands in Australia.
アイスクリームの部分がコーンの部分から外れてオーストラリアに落ちることを願う。
There were two cupcakes in Philip Parker’s lunch bag
フィリップ・パーカーのランチバッグにはカップケーキが2つ入っていた。
and Albert got a Hershey bar with almonds
アルバートにはアーモンド入りのハーシーバー。
and Paul’s mother gave him a piece of jelly roll that had little coconut sprinkles on the top.
ポールのお母さんは、ココナッツのふりかけがかかったジェリーロールをくれた。
Guess whose mother forgot to put in dessert?
デザートを入れ忘れたのは誰だと思う?
It was a terrible, horrible, no good, very bad day.
最悪で、恐ろしくて、ダメで、とても悪い日だった。
That’s what it was, because after school my mom took us all to the dentist
放課後、母は私たち全員を歯医者に連れて行った。
and Dr. Fields found a cavity just in me.
フィールズ先生は私に虫歯を見つけた。
Come back next week and I’ll fix it, said Dr. Fields.
来週また来なさい、治してあげるから、とフィールズ先生は言った。
Next week, I said,
来週、私は言った、
I’m going to Australia.
僕はオーストラリアに行くんだ。
On the way downstairs, the elevator door
エレベーターのドアが階段を降りる途中で
closed on my foot, and while we were waiting for my mom to go get the car,
私の足に閉じてしまい、母が車を取りに行っている間待っているときに、
Anthony made me fall where it was muddy,
アンソニーが私を泥だらけのところで転ばせて、
and then when I started crying because
of the mud
そして私が泥のために泣き始めたとき
Nick said I was a crybaby.
ニックに「泣き虫」と言われました。
And while I was punching Nick for saying
crybaby my mom came back with the car
and scolded me for being muddy and
fighting.
そして、「泣き虫」と言ったニックを叩いているときに、母が車で戻ってきて、泥だらけで喧嘩している私を叱りました。
I am having a terrible, horrible, no good, very bad day, I told everybody.
私はひどい、とても悪い日を過ごしているとみんなに言いました。
No one even answered.
誰も答えてくれませんでした。
So then we went to the shoe store to buy
some sneakers.
それで私たちはスニーカーを買いに靴屋に行きました。
Anthony chose white ones with blue
stripes, Nick chose red ones with white stripes.
アンソニーは青い線が入った白いのを選び、ニックは赤い線が入った白いのを選びました。
I chose blue ones with red stripes,
but then the shoe man said, We’re all sold out.
私は赤い線の入った青いのを選んだけど、その靴屋の人は「全部売り切れです」と言いました。
They made me buy plain old white ones,
but they can’t make me wear them.
彼らは私に無地の古い白いのを買わせましたが、それを履かせることはできません。
When we picked up my dad at his office,
父をオフィスで迎えに行った時、
he said I couldn’t play with his copying
machine, but I forgot.
コピー機で遊んではいけないと言われたけど、忘れてしまった。
He also said to watch out for the books
on his desk, and I was careful except for my elbow.
机の上の本に気をつけるようにも言われたけど、肘を除いて注意深かった。
He also said, don’t fool around with his phone, but I think I called Australia.
電話で遊んではいけないとも言われたけど、オーストラリアに電話してしまったと思う。
My dad said please don’t pick him up
anymore.
父はもう迎えに来ないでほしいと言った。
It was a terrible, horrible, no good, very bad day.
ひどくて、とても悪い日だった。
There were lima beans for dinner and I hate limas.
夕食にはリマ豆が出たけど、リマ豆は嫌い。
There was kissing on TV and I hate kissing.
テレビにはキスのシーンがあって、キスは嫌い。
My bath was too hot I got soap in my eyes,
お風呂が熱すぎて目に石鹸が入ったし、
my marble went down the drain,
ビー玉は排水溝に落ちてしまい、
and I had to wear my railroad train
pajamas.
そして、鉄道の列車のパジャマを着なければならなかった。
I hate my railroad train pajamas.
鉄道の列車のパジャマは嫌い。
When I went to bed, Nick took back the
pillow he said I could keep and the Mickey Mouse nightlight burned out and I bit my tongue.
寝る時、ニックは私が持ってていいと言った枕を取り返し、ミッキーマウスのナイトライトが切れて、舌を噛んでしまった。
The cat wants to sleep with Anthony not with me.
猫は私とではなく、アンソニーと一緒に寝たがる。
It has been a terrible, horrible, no good,
very bad day.
とてもひどくて、全く良くない、とても悪い日だった。
My mom says some days are like that,
母はそういう日もあるって言うけど、
Even in Australia.
オーストラリアでもね。