最近よく、本屋さんで目にする「その英語はこんな風に聞こえます」というような本が流行っていますね。
以前、こちらでもいくつかご紹介しました。→日本人のへんな英語本が流行ってます!
日本人が間違えやすい表現や英語が書かれていて、ネイティブが聞くとこう聞こえますよ、という内容の本です。取り寄せて読んでみたのですがなかなか面白い本です。
小学2年になった子供がいつのまにか手に取り、大爆笑しながら読んでいました。
「英語でも日本語でも、1つ間違えると相手にこんなふうに聞こえちゃうんだね!」
なんて話しながら、ちょっと視点を変えた英語のお勉強でした。
What did you say?
「今、なんていいました?」
相手が聞き取りにくい言葉を話した時に、つい言ってしまいそうになる英文ですが、
「いま、なんつったぁ?」
と、ちょっとムッとして聞き返しているように聞こえてしまうそうです。
顔の表情をにこやかに、一言、I’m sorry,と付け加えて聞くと良さそうですけどね。
軽く聞き返す時は、
pardon?
でも良さそうです。
本では、What was it you said? や I’m sorry, what was that? が紹介されていました。
その他、これは日本人よく使いそうです。
I’m sorry. I don’t understand.
「すいません、よくわかりませんでした」
のつもりで言っても(なにをわけのわからないことをいっているの?)と聞き取られてしまうこともあるようです。
英語をよく知らない日本人で、それを理解しているネイティブなら少しは汲み取ってもらえるのでしょうが、ネィティブ同士でこう話されると
「お前の言っていることはさっぱり理解できん」
ってなるのでしょう。
旅行先などで、「どちらから来ましたか?」と尋ねられて
I came from Japan.
でもこれだと、どこかを経由して日本に立ち寄って来たようないいまわしになるのですね。
ノーマルは I’m from Japan.
来てるんだからcame入れてもいいでしょう~とつい思ってしまう。
普段英語に触れていないと、こういうことはいつまでたっても日本人にはわかりませんね。
日本で暮らしているような外国人はそのへんのところをある程度理解して話してるからうまく会話も進むのでしょうが、この先グローバルな時代になってネイティブ・イングリッシュを話す日本人が増えてくるとカタコト英語を話すようでは相手にされない時代がくるかもしれません。
もう、そういう危機感からこのような本が沢山売れているのかもしれませんね。