定番Dr. Seussの中でも『Wacky Wednesday』が「初めての1冊」に選ばれる理由

定番Dr. Seussの中でも『Wacky Wednesday』が「初めての1冊」に選ばれる理由

英語絵本の巨匠、ドクター・スース。その独特な世界観や韻を踏んだ文章は世界中の子供たちを虜にしてきましたが、いざ自分の子供に読み聞かせようとすると「文章が長すぎるかも」「言葉遊びが難解かな」と躊躇してしまうものです。そんなときに、親子で笑いながら手に取れる入り口として最適なのが、この『Wacky Wednesday』です。

この本が他の作品と決定的に違うのは、ページをめくるたびに展開される「間違い探し」という遊び要素にあります。言葉の意味が完全に理解できなくても、絵を見て「あ、ここがおかしい!」と指を差すだけで、親子で自然な対話が生まれますよ。最初の一歩で大切なのは、英語を「勉強」と構えるのではなく、遊びとして楽しむこと。そんな親子時間を叶えてくれるのが、この一冊です。ここではWacky Wednesdayの簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

絵本『Wacky Wednesday』の基本情報

タイトルWacky Wednesday(へんてこな水曜日)
著者・イラストDr. Seuss (Theo. LeSieg) / George Booth
出版社Random House Books for Young Readers
対象年齢(目安)3歳〜6歳

あらすじ

ある水曜日の朝、目が覚めると壁に靴が貼り付いていることに気づきます。「壁に靴……?そんなはずないよね!」ところが、それはほんの始まりでした。廊下、お風呂場、台所、そして学校へ向かう道。いたるところが「Wacky(へんてこ)」な状態になっています。木の上にカメがいたり、足のない豚がいたりと、数もどんどん増えていきますよ。主人公の男の子と一緒に、あなたも全ての「へんてこ」を見つけ出して、長い一日を終わらせることができるでしょうか。

英語学習のポイント

この絵本を読み聞かせる際に、ぜひ注目してほしいポイントを3つまとめました。

数え方を自然に習得

各ページには「3個のへんてこがあるよ」「次は4個!」といった指示があり、物語が進むにつれて数が増えていきます。間違いを探しながら「One, two, three…」と一緒にカウントすることで、単なる暗記ではない、状況と紐づいた生きた数字の感覚が身につきますね。

場所を表す前置詞の宝庫

「壁に靴がある(shoe on the wall)」「排水溝に旗がある(flag in the drain)」など、前置詞(on, in, under等)を使った表現が繰り返し登場します。絵を見ながらこれらのフレーズを聞くことで、言葉の持つイメージを直感的に理解できるようになりますよ。

  • A shoe on the wall壁の上の靴
  • In the bathtub浴槽の中に

繰り返される言葉のリズム

タイトルの通り「Wacky」という単語が何度も出てきます。ドクター・スース特有のリズミカルな文章は、子供たちの耳に残りやすく、真似して発音したくなる仕掛けが満載です。リズムに乗せて読むことで、英語独特の音の響きを身体で感じることができます。

読み聞かせ動画

日本語訳(全文)

It all began with that shoe on the wall.

すべては壁にかかったあの靴から始まった。

A shoe on a wall…?

壁に靴……?

Shouldn’t be there at all!

あんなところにあるはずがない!

Then I looked up and I said, “Oh man!”

それから見上げると、僕は言った。「なんてこった!」

And that’s how Wacky Wednesday began.

こうして「へんてこな水曜日」が始まったんだ。

I looked out the window.

窓の外を見た。

And I said, “Gee!”

そして言った。「おやまあ!」

More things were wacky!

もっとたくさんのものがへんてこだ!

And I saw three.

3つも見つけたよ。

I went down the hall and I said, “Hey!”

廊下を進んで、僕は言った。「ねえ!」

Three more things were wacky today!

今日もさらに3つのものがへんてこだ!

In the bathroom, MORE!

お風呂場には、もっと!

In the bathroom, FOUR!

お風呂場には、4つも!

I began to dress.

服を着始めた。

Then I said, “Wow!”

それから言った。「わあ!」

Four more things were wacky now!

今度はさらに4つのものがへんてこだ!

I looked in the kitchen, I said,

台所をのぞいて、僕は言った。

“By cracky! Five more things are very wacky!”

「おどろいた!さらに5つのものがすごくへんてこだ!」

I was late for school.

学校に遅刻しそうだった。

I started along.

出かけようとした。

And I saw that six more things were wrong.

すると、さらに6つのものがおかしいのに気づいた。

And then seven more!

それからさらに7つ!

And the Southerland sisters!

サザーランド姉妹だ!

They looked wacky, too.

彼女たちもへんてこに見えた。

They said, “Nothing is wacky around here but you!”

彼女たちは言った。「ここらでへんてこなのは、あんただけだよ!」

“But look!” I yelled.

「でも見てよ!」僕は叫んだ。

“Eight things are wrong here at school!”

「学校でも8つのことがおかしいんだ!」

“Nothing is wrong,” they said.

「何もおかしくないわ」と彼女たちは言った。

“Don’t be a fool.”

「馬鹿なこと言わないで。」

I ran into school.

学校へ駆け込んだ。

I yelled to Miss Bass…

バス先生に叫んだ……

“Look! Nine things are wacky right here in your class!”

「見て!先生のクラスでも9つのことがへんてこです!」

“Nothing is wacky here in my class!

「私のクラスにはへんてこなものなんてありません!

Get out!

出ていきなさい!

You’re the wacky one out!” said Miss Bass.

へんてこなのはあなたの方よ!」とバス先生は言った。

I went out the school door.

学校のドアを出た。

Things were worse than before.

事態は前よりひどくなっていた。

I couldn’t believe it, 10 wacky things more!

信じられなかった、さらに10個もへんてこなものが!

Then I counted eleven!

それから11個数えた!

Then…

それから……

twelve worst things!

最悪なことが12個!

I got scared.

怖くなった。

And I ran.

そして僕は走った。

I ran and knocked over Patrolman McGann.

走って、巡査のマクガンさんを突き飛ばしてしまった。

“I’m sorry. Patrolman,”

「ごめんなさい、お巡りさん」

That’s all I could say.

それしか言えなかった。

“Don’t be sorry,” he smiled,

「謝らなくていいよ」と彼は微笑んだ。

“It’s that kind of that day.

「今日はそういう日なんだ。

But be glad!

でも喜んで!

Wacky Wednesday will soon go away!”

『へんてこな水曜日』はもうすぐ終わるよ!」

“Only twenty things more will be wacky,” he said,

「へんてこなのはあと20個だけだ」と彼は言った。

“Just find them and then you can go back to bed.”

「それを見つけさえすれば、あとはベッドに戻って寝ていいよ。」

Wacky Wednesday was gone when I counted them all.

全部数え終えたとき、へんてこな水曜日は終わった。

And I even got rid of that shoe on the wall.

壁にかかっていたあの靴も、やっと片付いたんだ。

まとめ

数あるドクター・スースの名作の中でも、これほど遊び心に溢れ、子供が自発的にページをめくりたくなる一冊は他にありません。『Wacky Wednesday』は、英語への好奇心の扉を開く、きっかけ作りにぴったりの一冊になりますね。間違い探しを通して「わかった!」という達成感を積み重ねることで、お子さんは自然と英語の世界に惹き込まれていくでしょう。ドクター・スースの第一歩として、ぜひ親子でこの「へんてこな水曜日」を遊び尽くしてみてください。



 

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