普段、お子さんとお散歩をしているときに「あっちの池のまわりを歩いてみようか」とか「さくの下をくぐってみよう!」なんて会話をすることはありませんか。日常のちょっとした動きや場所の感覚って、日本語だと当たり前に使っていますが、英語になるとどう表現すればいいのか迷ってしまうこともありますよね。
今回は、そんな日常の移動や位置のイメージが自然と身につく大人気の一冊をご紹介します。暖かみのある独特なイラストの雰囲気も素晴らしく、絵をじっくり眺めているだけでも親子の会話がどんどん弾むような魅力を持っています。
こでは Rosie’s Walk の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。
絵本の基本情報
| タイトル | Rosie’s Walk |
|---|---|
| 著者・イラスト | Pat Hutchins(パット・ハッチンス) |
| 出版社 | Aladdin |
| 対象年齢(目安) | 3歳〜6歳 |
あらすじ
めんどりのロージーは、ご機嫌にお庭やお散歩コースを歩いていきます。でも実は、ロージーの後ろにはお腹をすかせたキツネがそっと忍び寄っていました。
ロージー自身は危険にまったく気づいていないのですが、後ろを追うキツネには次々と災難が降りかかります。ハラハラしながらも思わず笑ってしまう、ユーモアたっぷりの大冒険ストーリーです。
英語学習のポイント
① お散歩コースを表現する「位置・移動の前置詞」
この絵本の一番の魅力は、ロージーの歩くコースと一緒にさまざまな「位置や移動を表す言葉」が登場するところでしょう。これをわかりやすくいうと、対象物がどこを通ってどう動いたかを示す「案内標識」のような役割を持つ単語のことですね。
単語だけで暗記するのは少し大変ですが、温かみのある鮮やかな絵本を見ながらだと直感的にイメージが頭に入ってきますよ。
- across / around / over / past / through / under → 位置や方向を表す前置詞
- “Rosie went for a walk across the yard.” → ロージーは敷地を横切ってお散歩に出かけました。
- “The cat ran through the door.” → ネコがドアを通って走り抜けました。
② 決まった時間・タイミングを表す「in time for 〜」
ストーリーの最後に登場する「in time for dinner」という表現は、日常会話でも本当に良く使われる超重要フレーズとなります。言い換えるなら「〜の予定に遅れずに間に合う」というニュアンスですね。
特定のイベントや約束の時間にピタッと間に合って到着した場面で、とても自然に使える言葉となります。
- in time for 〜 → 〜に間に合って
- “She got back in time for dinner.” → 彼女は夕食の時間にちょうど間に合って帰ってきました。
- “I arrived at the station in time for the train.” → 電車の時間に間に合って駅に到着しました。
③ 日常のちょっとしたお出かけを表す「go for a walk」
冒頭に出てくる「went for a walk」は、「お散歩に行く」というときの定番フレーズとなります。難しく考えず「ちょっと外を歩いてリフレッシュしてくるね」と言いたい場面でそのまま活躍してくれます。
ご家庭でお子さんとお出かけするときにも、声かけとしてすぐに取り入れやすい表現かもしれません。
- go for a walk → お散歩に行く
- “Rosie went for a walk.” → ロージーはお散歩に出かけました。
- “Let’s go for a walk in the park.” → 公園へお散歩に行きましょう。
読み聞かせ動画のご紹介
日本語訳
まとめ
『Rosie’s Walk』は、たったひとつの短い文章の中に、日常で役立つ空間のイメージやフレーズがギュッと詰まった英語初学者にとっておすすめの作品です。文字数が少ないからこそ、絵をじっくり観察しながら親子で絵本の世界に没頭することができますね。
私自身、パット・ハッチンスさんのグラフィカルで温かみのあるイラストを眺めているだけでも、どこか気持ちがほっこりすると感じています。ぜひ、ロージーとキツネのドタバタ劇を楽しみながら、ページをめくってみてください。