日本に暮らす外国人記者が集まって日本についてディスカッションする番組「外国人記者は見た!日本inザ・ワールド」、BS-TBSで水曜日PM10時から放送している番組なのですが、今週放送のテーマは「日本人はなぜ英語が話せないのか?」でした。
冒頭Toeicの国別平均スコアが紹介されていました。日本の英語力は意外と低く48カ国中40位だったそうです。グローバル、英語化とか騒がれている割にはまだまだですね。
外国人記者の皆さんも、国際会議やビジネスシーンで日本人は控えめでもったいないと感じているようです。
国際会議の場でセミナーなどを行っている時、司会者が一番困ることの一つとして、インド人のしゃべりを止めること、あともう1つは日本人を喋らせること・・なんだとか。
たしかに、インド人はお話が好きです。
インド人の英語は発音にクセがある場合もありますがネイティブの話す英語より聞きやすかったりします。発音や文法を気にすることなくポンポンポンと気さくに話す人に出会うと、こちらも気楽に話せるようになってきます。
英語がなかなか出てこない日本人の場合は、話すことをアレコレ考えてしまうんでしょうね。
頭の中で文を組み立て終わる頃には別の話題になってる・・なんてことも多々あります。
普段から話してないとポンポンとは出てきません。
おしゃべり好きのインド人の友達ができれば英語が上達しそうです。
司会者のパックンも「英会話はスポーツだ!」 と言っていました。
今晩22時【なぜ上手くならない?日本人の英語力】
日本への外国人の不満の一つが「英語力」。
大学もあわせると10年間も英語を勉強しているのに、なぜ上手くならないのか?
英語講師をしていた司会のパックンからも一言!#外国人記者は見た pic.twitter.com/EnzZXrV7HT— 外国人記者は見た!日本inザ・ワールド (@gaikoku_bstbs) 2016年4月13日
英会話は学ぶだけではなく、人と話すことを繰り返すことで徐々にうまくなっていくもの・・ですね。
「日本人の学習している英語は、翻訳者を育成しているようだ」
外国人記者の方々が感じた日本の英語教育の感想です。
明治以前から続く英語を日本語に訳すための勉強方法から、現在の中高の英語教育はあまり変わっていないと指摘していました。
外国人からするとそのあたりは疑問に感じるでしょう。
英語の理解力はすごいのに、どうして話しかけるとダメなの? と。
やはり、日本人はシャイなのかもしれません。
コメンテーターの心理学者の先生曰く、日本人は相手に合わせて自分の出方を調整する独特のコミニケーションを持ち、相手がよくわからないとたとえ日本人同士でも社交が苦手な国民性。
つまり、相手が未知だとギュッと構えてしまうということなのでしょう。
どちらにせよ、積極的な会話をスポーツのように練習することが。
今回はじめて見た「外国人記者は見た!日本inザ・ワールド」でしたが、普段聞くことのできない外国人記者の声が聞けてよい番組でした。
過去放送の履歴を見ると、毎回テーマを変えて語っているようです。
再放送やってくれないかな~