こんにちは!
子供が英語を習い始めると、「Thank you(ありがとう)」と同じくらい早く覚えるのが「I’m sorry(ごめんなさい)」ではないでしょうか。
お友達とぶつかった時、おもちゃを壊してしまった時、とっさに「Sorry!」と言えるのは素晴らしいことです。
でも、日本語で「すみません」と言う場面すべてで「I’m sorry」を使っていると、ネイティブには少し違和感を与えてしまうこともあります。特に迷いやすいのが「Excuse me」との使い分けです。
そこで今回は、お子さんに教える時に役立つ正しい「謝り方」の使い分けと、シーン別の英語表現をご紹介します。
I’m sorry と Excuse me の決定的な違い
日本語だと、謝る時も、人に話しかける時も、道を通る時も全部「すみません」で通じますよね。
これが英語になると、明確な使い分けが必要になります。お子さんに教える時は、以下のイメージで伝えると分かりやすいですよ。
I’m sorry(アイム ソーゥリー)
- 意味: ごめんなさい、残念に思う
- イメージ: 「心が痛む」とき
- 使う場面: 相手に迷惑をかけた後、自分が悪いことをした後
Excuse me(エクスキューズ ミー)
- 意味: 失礼します
- イメージ: 「許可を求める・注意を引く」とき
- 使う場面: くしゃみをした時、道を通る時、話しかける時
- やってしまった「後」に言うのが Sorry
- これからする「前」(または最中)に言うのが Excuse me
※くしゃみやゲップなど、生理現象が出てしまった「後」は、マナーとして「Excuse me(失礼しました)」を使います。
子供がよく使う「ごめんなさい」のバリエーション
「I’m sorry.」は基本ですが、毎回これだと重すぎたり、逆に心がこもっていないように聞こえることも。場面に合わせた表現を見ていきましょう。
軽い失敗をしたときの「おっと!」「ごめん!」
子供がおもちゃを落としたり、少しつまづいた時などに使います。
- Oops! (ウップス!)
日本語の「おっと!」「あらっ」に近いです。 - My bad. (マイ バッド)
「あ、悪い」「今の僕のミス」といった軽いニュアンス。仲の良いお友達同士や兄弟で使います。

理由を伝えたいときの「わざとじゃないよ」
子供同士のトラブルで一番多いのが、遊んでいて偶然ぶつかってしまった時です。
- It was an accident. (イット ワズ アン アクシデント)
「事故だったの=わざとじゃないよ」 - I didn’t mean it. (アイ ディドゥント ミーン イット)
「そういうつもりじゃなかったんだ」
心から反省しているときの「本当にごめんなさい」
しっかり目を見て謝らせたい時は、強調する言葉を足しましょう。
- I’m so sorry. (アイム ソー ソーゥリー)
- I’m really sorry. (アイム リアリー ソーゥリー)
「so」や「really」をつけるだけで、気持ちが深く伝わります。
シーン別!親子で使える会話例
シーン①:人混みを通る時
子供がスーパーなどで人の前を通る時、「Sorry」と言っていませんか?ここは「許可」の場面です。
- 子供:Excuse me. (すみません、通ります)
- 相手:Go ahead. (どうぞ)

シーン②:お母さんに話しかけたい時
お母さんが他の人と話している時に割り込む場合も、「Sorry」ではなくこちらです。
- 子供:Excuse me, Mommy? (ねえ、ママ?)
- 親:Just a minute. (ちょっと待ってね)
シーン③:お友達のおもちゃを壊してしまった時
ここはしっかりとした謝罪が必要です。
- 子供:I’m really sorry. I broke your toy. (本当にごめんね。おもちゃ壊しちゃった)
- 相手:That’s okay. (いいよ、大丈夫)

「ごめんね」と言われたら? 返事のバリエーション
謝るだけでなく、謝られた時に許してあげるフレーズもセットで覚えましょう。「いいよ!」と言えると、仲直りも早くなります。
- That’s okay. (いいよ / 大丈夫だよ)
- No problem. (問題ないよ)
- Don’t worry about it. (気にしないで)
まとめ:「Sorry」だけじゃない!気持ちを伝えることが大切
日本語の「すみません」は万能ですが、英語では「心の痛み(Sorry)」なのか「ちょっと失礼(Excuse me)」なのかを区別することが、コミュニケーションの第一歩です。
まずは、以下の2つを徹底するだけでも、お子さんの英語のマナーはぐっと良くなりますよ。
- ぶつかったら「I’m sorry!」
- 道を通る時は「Excuse me!」
ぜひご家庭でも、場面に合わせて使い分けてみてくださいね!
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