「レプラコーン」って知ってる?アイルランド文化に触れる英語絵本

「レプラコーン」って知ってる?アイルランド文化に触れる英語絵本『HOW TO CATCH A LEPRECHAUN』

こんにちは!

サンタクロースや、抜けた歯を持って行ってくれる歯の妖精は、多くの方がご存知かもしれませんね。でも、「レプラコーン」という妖精の名前を聞いたことはありますか?

実はこのレプラコーン、アイルランドに伝わる、とってもいたずら好きな小さな妖精なんです。金貨の入った壺を持っていて、捕まえることができたら願いが叶うとか…。なんだか聞いているだけでワクワクしてきませんか?

今日は、そんなちょっぴりユニークな妖精との知恵比べが楽しめる、最高に愉快な英語絵本『HOW TO CATCH A LEPRECHAUN』をご紹介します!

ここでは『HOW TO CATCH A LEPRECHAUN』の簡単なあらすじの他、文中に出てくる日常の英語表現、おすすめの読み聞かせ動画のご紹介や日本語訳などを掲載しています。

お話のあらすじ

聖パトリックの日が近づいた、静かな夜。いたずら好きの妖精レプラコーンが、こっそりお家に忍び込みます。「さあ、どんな驚きを仕掛けてやろうか!」と大張り切り。

でも、このお家の子どもたちも負けてはいません。レプラコーンを捕まえるために、キラキラの金貨やタンポポティー、さらには鉄の檻まで、ありとあらゆる工夫を凝らしたワナを仕掛けて待ち構えています。

レプラコーンは、そんな子どもたちのワナを「ふふん」と鼻で笑うかのように、軽快なステップで次々とかわしていきます。果たして、子どもたちはこの賢くてすばしっこい妖精を捕まえることができるのでしょうか?

How to Catch a Leprechaun

英語学習のポイント

“turn upside down”(ひっくり返す、めちゃくちゃにする)

絵本の中でレプラコーンが「I’ll turn the whole place upside down(家中をひっくり返してやる!)」と宣言する、いたずらっ子らしいセリフで登場します。

turn upside down」をかんたんに言うと、「上下を逆さまにする」という意味です。そこから派生して、部屋の中をおもちゃで散らかしてめちゃくちゃにしてしまった時のような、「ひどい有様にする」というニュアンスでよく使われるんですよ。

例文:

Wow, you turned your room upside down looking for your toy!(わぁ、おもちゃを探して部屋中をひっくり返しちゃったんだね!)

The puppy turned the whole living room upside down.(子犬がリビングをめちゃくちゃにしちゃった。)

“without a doubt”(間違いなく、疑いなく)

レプラコーンが「I’m in and out, without a doubt.(僕は出入り自由さ、間違いなくね!)」と、自信満々にワナを通り抜ける場面で使われています。

これは文字通り、「疑いの気持ちが全くない」ということを表すフレーズです。何かを強く確信している時に「絶対にそうだよ!」と伝えたい時にぴったりな言葉ですね。

例文:

This is, without a doubt, the best cookie I’ve ever eaten!(これは間違いなく、今まで食べた中で一番おいしいクッキーだよ!)

She is, without a doubt, my very best friend.(彼女は間違いなく、私の最高の一番の友達です。)

読み聞かせ動画のご紹介

日本語訳

The night is dark, the streets are quiet,
夜は暗く、通りは静かです、

St. Patrick’s Day is near.
聖パトリックの日が近いです。

I tap my hammer so you’ll know the leprechaun is here!
私がハンマーをたたくとレプラコンの妖精がここにやってくるのを知っているでしょう

 

I’ll pull out all your laces, put glitter in hair.
私はあなたのすべてのひもを引き抜いて、光物を髪に入れます。

And when you walk around, you’ll see my gold coins everywhere.
そして、歩き回るとき、あなたは至る所で私の金貨を見ます。

 

You’ll never catch me in your trap, but, yes, I’ll make a scene!
あなたは私を罠に捕らえることは決してないでしょう、しかし、はい、私は大騒ぎする!

I’ll turn the whole place upside down,
私は、全部の場所をひっくりかえします、

Your toilet will be green!
あなたのトイレは緑になります!

House number one.
家の一番目。

I’m going in!
私は入っています!

Really? that’s your trap?
本当に?それは、あなたの罠です?

 

I’m in and out, without a doubt.
私は出入りしています、間違いありません。

That one was a snap!
それは簡単でした!

 

And now I think it’s getting worse.
そして今、私はそれが悪化していると思います。

A shoebox on a stick?
靴箱の棒?

I’ll dance a jig and still escape.
私は揺さぶり、それでも逃げます。

We Leprechauns are quick!
我々妖精は速いです!

 

Another house. I fixed your shoes!
別の家 あなたの靴を直しました!

They really were quite smelly.
彼らは本当にかなり臭いがしました。

I’ll eat the nuts you left as bait and leave with a full belly.
私はナッツを食べて、腹をいっぱいにしておきます。

 

Now you’re talking! Look at this.
今話している! これを見てください。

It’s dandelion tea!
たんぽぽ茶です!

But I’m too speedy for your trap.
しかし、私はあなたの罠には速すぎます。

This tea is mine for free!
このお茶は私にとって自由です!。

 

I know you want my pot of gold.
私はあなたが私の金の鍋が欲しいのを知っています。

That iron cage was clever.
あの鉄の檻は賢い。

But I’ve been alive 200 years.
しかし、私は200年生きてきました。

You won’t catch me, ever!
あなたは私を捕まえないでしょう。

 

Ha ha ha!
ははは!

Now you’re getting fancy!
今、あなたは空想的です!

But I’ll escape with Twinkle toes.
しかし、私は魔法の足で逃げます。

It’s a fancy pantsy dancy!
それはファンシーなパンツダンスです!

 

It seems to me an engineer has helped with this design.
エンジニアがこのデザインを手伝ったように私には思われます。

Too bad this little Leprechaun is going to be just fine.
残念ですが、この小さなレプラコンの妖精は丁度良いものになるでしょう。

 

Your entire house is one big trap, from the ceiling to the floor.
天井から床まで、家の全ては、1つの大きい罠です。

Nice try, indeed! But soon enough,
素晴らしい挑戦、本当に! しかしすぐにもう十分。

I’ll stroll right out the door!
私は、すぐにドアの外をぶらつきます!

The Leprechaun be gone 3000 gave me quite a scare.
3000になってレプラコーンは私に恐怖を与えた。

But without a four-leaf clover, I won’t be caught in there!
しかし四つ葉のクローバーがなければ、私はそこで捕まることはないでしょう!

You’ll never catch this Leprechaun.
あなたはこのレプラコーンを捕まえることは決してないだろう。

Impossible! That’s a fact!
不可能! それは事実です!

Unless, one day, a brilliant child designs the perfect trap!
ある日、才能のある子供が完璧な罠を設計しない限り!

 

But who will that child be?
しかし、その子は誰になりますか?

 

Better luck next year!
来年はもっと頑張ってください!

最後に:失敗も楽しむ、ユーモアの心

というわけで、今回は『HOW TO CATCH A LEPRECHAUN』をご紹介しました。

この絵本の面白いところは、子どもたちが一生懸命作ったワナが、ことごとくレプラコーンに破られてしまうところ。普通ならがっかりしてしまいそうですが、この絵本全体に流れる軽快なリズムとユーモアが、「失敗したって面白いじゃない!」という明るい気持ちにさせてくれます。

アメリカの学校では、この絵本のように、聖パトリックの日にレプラコーンを捕まえるワナを工作する宿題が出たりするそうです。きっと、完璧なワナを作ることよりも、友だちと「どうしたら捕まるかな?」とアイデアを出し合ったり、工夫したりする時間そのものが、一番の宝物なのかもしれませんね。

異文化の楽しい習慣に触れながら、挑戦するワクワク感と、失敗さえも笑い飛ばせるユーモアを教えてくれる一冊です。



 

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