「英検5級って、何歳くらいで受けるものなんだろう?」
小学生の保護者なら、一度は気になるところかもしれません。
まわりで「小3で受かった」「もう4級を受けるらしい」なんて話を聞くと、ちょっと焦ることもありますよね。
でも、英検は年齢だけで受けどきを決める試験ではありません。
大事なのは、まわりの子が何歳で受けたかより、今のお子さんが英検5級の問題に取り組めるところまで来ているかです。
この記事では、「英検5級は何歳から?」「何年生くらいで受ければいい?」という疑問から、試験内容、受けどきの見分け方、年齢に合わせた勉強法まで整理します。
英検5級は何歳から受けられる?
英検5級に年齢制限はありません。
小学生でも、中学生でも、大人でも受験できます。
なので、「5級は○歳で受けるもの」と決めるより、今の英語力や、試験そのものに取り組める状態かどうかで考えるほうが自然です。
特に年齢が低い場合は、英語の力だけでなく、問題文を読めるか、選択肢を選べるか、ある程度の時間を集中して過ごせるかも見ておきたいところです。
また、11歳未満のお子さんが受験する場合は、保護者が受験上の案内や注意事項を確認し、受験できそうかを判断して申し込みます。
つまり、「何歳から受けられる?」の答えはシンプルです。
年齢で区切る必要はありません。
そのうえで、「じゃあ何年生くらいで受けるのがいいの?」という話は、次にもう少し具体的に見ていきましょう。
英検5級の平均受験年齢は?
「英検5級は平均すると何歳くらいで受けているの?」と気になる人もいると思います。
ただ、英検5級だけに絞った公式の平均受験年齢が公表されているわけではありません。
そのため、「平均は○歳だから、この年齢で受ける」と考えるより、今のお子さんが5級の問題を読めるか、聞けるか、試験に取り組めそうかを見るほうが実際には判断しやすいです。
まわりの子の受験年齢は参考にはなりますが、英語を始めた時期も学習量もそれぞれ違います。
英検5級は何年生で受けるのがいい?
「年齢制限がないのは分かった。でも、結局何年生くらい?」
ここが一番知りたいところですよね。
僕なら、学年だけでは決めません。
同じ小学4年生でも、英語を始めたばかりの子もいれば、幼児期から英語に触れてきた子もいます。
逆に、中学1年生になって初めて英語を本格的に学び始める子もいます。
学年だけ見れば同じでも、スタート地点はかなり違います。
なので、「○年生だから受ける」ではなく、次のような状態になっているかを見てみてください。
英検5級の「受けどき」チェック
- 基本的な英単語を見て意味が分かる
- 短い英文なら、ゆっくりでも読める
- 簡単な英会話を聞いて、だいたいの内容をつかめる
- 選択肢から答えを選ぶ問題に慣れている
- 40〜50分ほど、問題に取り組めそう
全部完璧である必要はありません。
「けっこうできそうだな」と感じたら、まず公式の過去問を1回やってみる。
そこで初めて、今受けるか、もう少し待つかを考えても遅くありません。
年齢を先に決めるより、問題を先に見てみる。
この順番のほうが、お子さんにも親にも無理が少ないと思います。
英検5級とは?レベルと試験内容を確認
英検5級は、英語学習を始めた人が最初の目標にしやすい級です。
日本英語検定協会では、レベルの目安を「中学初級程度」としています。
「中学レベル」と聞くと、小学生には難しそうに感じるかもしれません。
でも、出題されるのは家族、学校、趣味、食事、天気、買い物など、身近な話題が中心です。
| 内容 | 英検5級 |
|---|---|
| レベルの目安 | 中学初級程度 |
| リーディング | 25分 |
| リスニング | 約20分 |
| スピーキング | 任意・約3分 |
一次試験はリーディングとリスニングです。
5級では英作文を書く問題はありません。
初めて検定を受ける子にとっては、「英語そのもの」だけでなく、決められた時間の中で問題を解く経験も含めて、ちょうどいい最初のステップになります。
小学生が英検5級を受ける前に見ておきたい3つのこと
小学生の場合、英語力だけを見て「受かりそう」と判断すると、意外なところでつまずくことがあります。
特に低学年なら、次の3つは一度確認しておきたいところです。
1.英語を「聞ける」だけでなく「読める」か
幼児期から英語の歌や動画に親しんでいる子は、耳がよく育っていることがあります。
でも英検では、画面を見て聞くだけではありません。
英文や選択肢を自分で読む必要があります。
音では分かるのに、文字になると止まってしまう。
おうち英語では、ここが意外と大きな境目になります。
過去問を見て、単語や短い英文をどのくらい自力で追えるか確認してみてください。
2.マークシートや選択問題に慣れているか
大人には当たり前でも、子どもにとって「答えを選んで、決められた場所に記入する」は一つの作業です。
英語は分かっていたのに、問題番号をずらしてしまった。
これは、ちょっともったいない。
本番前に、問題を解くだけでなく実際の形式で答える練習もしておくと安心です。
3.試験時間を過ごせそうか
5級の一次試験は、リーディング25分とリスニング約20分。
内容が分かることと、その時間を座って試験に取り組めることは、少し別の力です。
特に年齢が低い場合は、ここも立派な「受験準備」のひとつ。
模擬的に過去問を1回通してみると、英語力だけでは見えない部分も分かります。
小学生の英検5級|年齢に合わせた勉強法
同じ5級対策でも、低学年と高学年で同じやり方をする必要はありません。
未就学〜小学校低学年|音と意味を先につなげる
まだ長時間の机上学習が負担になる時期なら、いきなり問題集を何ページも進めなくても大丈夫です。
英語の歌、短いアニメ、絵本、音声つき教材。
まずは英語を聞いて、「これ知ってる」が増えていくほうが大切です。
- 英語の音声を毎日少し聞く
- 絵と単語をセットで覚える
- 短い英文を声に出して読む
- 5〜10分程度で区切る
ただし、英検5級を受けるなら、少しずつ英語を文字として読む練習も入れていきましょう。
耳だけで進んできた子は、ここを橋渡ししてあげるとぐっと楽になります。
小学校中学年〜高学年|単語・文の形・過去問をつなげる
ある程度英文を読めるようになったら、「単語を覚える」「文の形を知る」「問題を解く」を少しずつつないでいきます。
- 5級でよく出る基本単語を覚える
- be動詞と一般動詞の違いを見る
- 疑問文・否定文に慣れる
- リスニングを毎日少し聞く
- 本番前は過去問で形式を確認する
一日でたくさんやるより、10分でも15分でも続けるほうが効きます。
小学生の場合、「英検の勉強」が英語嫌いになるほど重くなってしまったら本末転倒。
できる問題が増えてきたところで本番に挑戦するくらいがちょうどいいです。
中学生で英検5級を受けても遅くありません
英検5級は中学初級程度。
中学校で英語を学び始めてから受けるのも、もちろん自然です。
学校で習う内容と重なるところが多いので、授業と英検対策を別々に考えすぎなくても大丈夫。
- 学校で習った単語を復習する
- be動詞・一般動詞を整理する
- 教科書を音読する
- 過去問で出題形式に慣れる
このあたりを丁寧にやるだけでも、5級対策になります。
「小学生のうちに取っておけばよかった」と考える必要はありません。
英検は早取り競争ではないですからね。
5級のスピーキングテストは受けたほうがいい?
英検5級には、希望者が受けられるスピーキングテストがあります。
試験時間は約3分。
短い英文を音読したり、その内容について質問に答えたり、自分自身について簡単な質問に答えたりします。
大事なのは、5級の級認定とは別に判定されることです。
つまり、スピーキングテストの結果によって5級そのものの合否が変わるわけではありません。
だからこそ、初めてならあまり構えず、「英語を声に出して答える経験」として使うのもいいと思います。
3級からは話す力も試験の中でより重要になってくるので、その前に一度経験しておくのは悪くありません。
英検5級を受けるなら、まず過去問を1回やってみよう
「そろそろ受けられるかな?」と思ったとき、参考書を買う前にやってほしいことがあります。
公式の過去問を一度見てみることです。
日本英語検定協会では、5級の過去問やリスニング音源を公開しています。
最初から点数を取る必要はありません。
むしろ見たいのは、
- 問題文を読めるか
- 選択肢の意味が分かるか
- リスニングについていけるか
- 途中で極端に疲れてしまわないか
というところ。
ここを見れば、「何歳で受ける?」よりずっと具体的に、今の位置が分かります。
英検公式サイトでは、試験内容や過去問を確認できます。
早く英検5級を取ることより、大事にしたいこと
早い時期に合格できれば、子どもにとって大きな自信になることがあります。
「英語、できるかも」
この感覚は、その先の学習を続ける力になります。
でも、年齢が低ければ低いほどいい、とは限りません。
まわりが受けているから。
同じクラスの子が合格したから。
それだけで急いで受験すると、英検そのものが嫌な経験になってしまうこともあります。
英語を始めた時期も、得意なことも違います。
だから、少し乱暴なくらいシンプルに言えば、
「そろそろ解けそうだから受けてみよう」
それくらいでいいと思います。
まとめ|英検5級は「何歳?」より「今、受けられそう?」
英検5級には、受験できる年齢の決まりはありません。
- 英検5級に年齢制限はない
- レベルの目安は中学初級程度
- 一次試験はリーディング25分+リスニング約20分
- 何年生かより、問題を読める・聞ける・試験に取り組めるかを見る
- 迷ったら、まず公式の過去問を1回やってみる
「みんな何歳で受けているんだろう?」と気になるのは自然です。
でも、その答えがそのまま自分の子の受けどきになるわけではありません。
過去問を一緒に開いてみて、
「あ、けっこう分かるね」
となったら、そのときが一つのサイン。
英検5級を、誰かと比べるためではなく、今までやってきた英語を確かめる最初の一歩として使ってみてくださいね。