「英検6級・7級って、結局いつから始まるんだろう?」
以前の発表を見て、2027年から始まると思っていた方もいるかもしれません。僕も最初の発表を見たときは、「5級の前にもう少しやさしい級ができるんだな」と、かなり具体的な話として受け取っていました。
ところが、その後に予定が変わりました。英検6級・7級は導入延期となり、2026年10月1日現在、新しい開始時期はまだ決まっていないみたいですね。
しかも、単に試験日を後ろへずらしただけではありません。日本英語検定協会は、小学校段階を含むこれからの外国語教育の方向性を踏まえて、6級・7級のレベル設定や出題内容そのものを見直すとしています。
「じゃあ、最初に発表されていた内容はどこまで残るの?」「今から何か準備しておいたほうがいい?」と、そのあたりも気になりますよね。
この記事では、英検6級・7級について、今わかっていることを一度整理しながら、保護者目線で「今はどう考えておけばいいのか」を見ていきます。
英検6級・7級は延期に。いつから始まる?
日本英語検定協会は2026年7月31日、英検6級・7級の導入時期を延期すると発表しました。
もともとは2026年度第3回検定から始まる予定でした。時期でいうと2027年1月ごろですね。この予定はいったん取り下げられ、新しい導入時期は改めて案内されることになっています。
今わかっていること
- 英検6級・7級そのものが中止になったわけではない
- 2026年度第3回からの導入予定は延期
- 新しい開始時期はまだ未定
- 正式に決まれば、英検協会から改めて発表される
なので、「英検6級・7級はいつから?」と聞かれたら、今のところは「まだ新しい日程は決まっていないみたいですね」というのがいちばん近い答えになります。
ここは無理に予想しないほうがよさそうです。半年後なのか、もっと先なのか。今の段階では公式発表を待つしかありません。
どうして延期になったの?
最初にこのニュースを見たとき、「試験を作るのが間に合わなかったのかな?」とも思ったのですが、発表を見ると少し事情が違います。
背景にあるのは、これからの小学校・中学校の英語教育です。
次の学習指導要領に向けて、外国語教育をどうしていくかという議論が進んでいます。6級・7級はまさに小学生くらいの英語学習と関わる級なので、学校で学ぶ内容が変わるなら、試験のレベルや出題内容にも影響します。
そこで英検協会は、先に試験をスタートさせるよりも、今後の英語教育の方向を見たうえで級そのものの設計をもう一度考え直すことにしたようです。
待っていた側からすると「え、延期なの?」とはなりますよね。ただ、小学生向けの新しい級なのに、学校で学ぶ英語とズレたものができるよりは、ここで調整しておくほうが自然なのかもしれません。
英検6級・7級はどんな級になる予定だった?
では、最初はどんな級として発表されていたのでしょう。
当初の案では、6級・7級は現在の5級より前の段階として位置づけられていました。
| 級 | 当初想定されていたレベル |
|---|---|
| 英検7級 | 小学校中学年の英語学習に対応 |
| 英検6級 | 小学校高学年〜中学校入門期の英語学習に対応 |
これまで5級は「中学初級程度」が目安でした。その前に6級・7級が入ることで、英語を始めたばかりの小学生にも、もう少し手前の目標ができる。そんな考え方ですね。
この発想自体は、かなり分かりやすいと思います。英語を始めたばかりの子にとって、いきなり5級だけが目標だと少し遠く感じることもありますから。
ただし、ここは注意したいところです。今後もこの学年・レベル設定のままになるとは限りません。
今回の延期は、まさにそのレベル設定や出題内容を見直すためのもの。以前の情報は「最初はこういう構想だった」と見るくらいがちょうどよさそうです。
問題形式やオンライン受験はどうなる?
最初の発表では、コンピューターやタブレットを使った受験形式など、かなり具体的な案も出ていました。
そのため、「タブレットで受けるなら今のうちに慣らしておいたほうがいいかな」と考えた家庭もあったかもしれません。
ただ、延期発表では、すでに公表されていた問題形式や検定料についても見直すとされています。
ということは、ここも一度リセットして考えたほうがよさそうです。
今は「6級対策」「7級対策」を急がなくてOK
以前発表された形式に合わせて教材をそろえたり、専用対策を始めたりする段階ではなさそうです。
新しい試験内容が正式に決まってからでも十分間に合います。
試験形式がどうなるか気になるところではありますが、今できることはもっとシンプルです。
そもそも、なぜ6級・7級を作ろうとしているの?
ここは延期になった今でも、6級・7級を考えるうえで大事なところです。
小学校で英語を学び始める時期は、以前よりかなり早くなりました。それなのに英検の最初の級は5級で、目安は中学初級程度。
英語を始めたばかりの子から見ると、その間に少し距離があります。
そこで、もっと手前に目標を置いて、
- 英語を始めたばかりでも挑戦できる
- 少しずつステップアップできる
- 「できた」という経験を次の学習につなげる
そんな入口を作ろうとしているのが、6級・7級なんですね。
僕はこの考え方自体は面白いと思っています。子どもの学習って、遠くに大きなゴールを置くより、「ここまでできた」が途中にあるほうが続きやすいですから。
ただ、その最初の一段をどの高さにするか。今はそこを改めて調整している段階、と考えると分かりやすいかもしれません。
英検Jr.とはどう違う?
6級・7級の話を聞くと、「それなら英検Jr.と何が違うんだろう?」という疑問も出てきます。
英検Jr.は、子ども向けの育成型リスニングテストです。BRONZE・SILVER・GOLDの3段階があり、合格・不合格ではなく正答率で結果が出ます。
| 英検Jr. | 英検6級・7級 | |
|---|---|---|
| 現在受けられる? | 受験できる | まだ導入前 |
| 結果 | 合否ではなく正答率 | 詳細は今後の発表待ち |
| 位置づけ | 児童向けの育成型テスト | 英語学習初期段階の新しい級として検討中 |
だから、英検Jr.を「6級・7級の代わり」と考えなくてもいいと思います。
今すぐ何か目標がほしいなら英検Jr.を使ってみる。6級・7級が始まったら、そのとき改めて選ぶ。そんな距離感で十分です。
英検6級・7級を待つ間、何をしておけばいい?
試験内容が決まっていないのに、「じゃあ何を勉強すればいいの?」となりますよね。
でも、ここはむしろ楽に考えていいと思います。
まだ試験対策をしなくていい。
そのぶん、英語そのものの土台を作っておけば十分です。
まずは英語の音に慣れる
英語の歌、動画、読み聞かせ。毎日長時間でなくても、英語の音を聞く機会を作っておくと、その先の学習が楽になります。
「試験に出るから覚える」ではなく、「これ知ってる」「聞いたことある」が少しずつ増えていく感じですね。
身近な単語を増やす
色、数字、家族、食べ物、学校、動物など、子どもの生活に近い単語からで十分です。
低学年なら、単語帳だけで覚えるより、絵や音と一緒に覚えるほうが入りやすいこともあります。
フォニックスで音と文字をつなげる
聞いた英語と書かれた英語が少しずつつながってくると、自分で読める単語が増えてきます。
これは6級・7級がどんな形式になっても無駄になりません。
覚えた英語をちょっと使ってみる
Hello. や Thank you. でもいいですし、絵本のフレーズをまねしてみるだけでもOK。
自分の口から英語が出て、「言えた」という経験があると、英語が教科だけのものになりにくいんですよね。
5級を受ける?それとも6級・7級を待つ?
ここも迷うところですよね。
すでに5級の過去問を見て、「意外とできそう」と感じるなら、6級・7級が始まるのを待つ必要はありません。
5級は今も受験できますし、レベルの目安は中学初級程度です。
反対に、5級を開いてみて「これはまだちょっと難しいな」と感じるなら、急がなくて大丈夫。6級・7級の新しい情報を待ちながら、今できる英語を続けていけばいいと思います。
先ほどの英検5級の記事でも触れましたが、英検は早く取った人が勝つものでもありません。
「今の子どもに、次にちょうどいい一歩は何だろう?」
そのくらいの目線で選ぶほうが、長く英語と付き合いやすい気がします。
まとめ|6級・7級は延期。今は焦らず次の発表を待とう
英検6級・7級は新設が予定されていますが、2026年10月1日現在、新しい導入時期はまだ発表されていません。
- 2026年度第3回からの導入予定は延期
- 新しい開始時期は未定
- 級のレベル設定や出題内容を見直す予定
- 以前発表された問題形式・検定料も再検討される
最初の発表を見て、「そろそろ6級対策を始めようかな」と思っていた家庭もあるかもしれません。
でも、今は少し待ってよさそうです。
英語を聞く。少し読んでみる。知っている単語を増やす。
そんな日々の学習を続けておけば、6級・7級の内容が正式に決まったときにも、そこから十分つなげられます。
また新しい発表が出たら、ここもその時点の情報に合わせて更新していきます。