英検3級、準2級に新しくライティング問題が追加されました。出題される質問に対して回答を英作文として記述する問題です。
先日、新方式の試験で第1回目が行われ、次回は第2回目となります。ライティング問題の配点は全体の1/3を占めていて合否を分ける重要な項目となっています。
問題数や配点、時間なども変更されていますので、過去試験の問題集にあたる際には注意が必要です。対策本もまだまだ新旧混在しているので、手に取る際はライティングの練習ができるものが入っているかどうか確認したほうが良さそうです。
英検3級では、自分の考えやその理由を2つあげて25~35語程度となっており、英検準2級では賛成 or 反対などの意見とその理由2つを50~60語にまとめて記述していきます。
ただ、質問自体は3級、準2級ともそんなに難しくない印象です。リスニングにある程度慣れている小学生なら、型を覚えれば十分満点を狙えると思います。ここを得意にしておくと、案外合格への近道になるかもしれません。
今回ライティング一回目の準2級を受験した息子も、リーディング問題とリスニングでずいぶんつまづいていたようですが、ライティングの点数に助けられる形で合格していました。
実際、ライティングの勉強は英検公式で準備されているライティング問題用教材で型を覚えるところから始めました。予想される問題で繰り返し練習していくうちに、理由を述べる際に使いやすい単語がいくつか浮かんでくるようになります。
その単語を書き止めてスペリング練習をしたり、自分の得意な言い回しにもっていく流れを作ったりしながら文を完成させる練習を行いました。
ライティング問題用教材
英検の公式サイトにライティングの答え方を詳しく解説したpdfが用意されています。20~24ページありますが、練習問題やマッピング練習などもあるのでプリントアウトして学習しておくと後々楽になると思います。
準2級・3級ライティングテストについて-英検公式
ライティング問題用教材で答えの型を覚えたら、質問を想定した回答の練習です。
文章が質問に対して正しく書けるかどうかをチェックしてくれるWT(Writing Tutor)が英検ページに公開されていました。
こちらに用意されている質問は実際にライティング問題で出題されるものとは少し違って簡単なものからレベルの高いものまでいろいろな質問が用意されています。自由度の高い質問もあるので、ライティング問題を想定した回答で添削を行ってみるという使い方ができそうです。
〇英作文を自動添削してくれるWT(Writing Tutor)無償試用中
http://www.ei-navi.jp/service/wt.html
単語の書きミスはもちろん、前置詞の抜けや文章の構成などを自動で添削してくれます。現在試用版として、英ナビ!会員限定で無料提供されています。
その他、英検ナビに用意されている「辞書」では、検索した英単語の意味、文型、例文等の他、ほかの言い回しに役立つ類似英単語も表示されるので使い勝手の良い辞書サイトになっています。
〇英検ナビ-辞書
https://www.ei-navi.jp/dictionary/
例えば、理由に「便利」なことを上げたい場合、convenient、useful、helpful、convenienceなど、微妙な言い回しの違いをチェックすることができます。文中に同じ言葉を重ねたくない時など役立ちそうですね。