東京外国語大学による子供向けのフリー教材です。
東京外国語大学では言語モジュールと呼ばれる無料教材がオンラインに公開されています。一般市民向けのモジュールでは英語を始め12言語をビデオ教材などで学べるようになっているのですが、その中に子供向け英語教材も用意されています。
アルファベットの発音や、似ている単語の発音の違い、イントネーションなど外国語大学らしい学べる英語教材となっています。
TUFS言語モジュール
(東京外国語大学21世紀COEプログラム「言語運用を基盤とする言語情報学拠点」)
子供向け英語教材の「えいご for KIDS」は、言語で選ぶ→英語→Tufs kidsにあります。
コンテンツ内には、ABCを言ってみよう!・似ているたんご・イントネーション・これってどう読むの?・リズム、と並んでいます。中に入るともう少しあるようです。
ABCを言ってみよう!
アルファベットが並び、クリックすると発音してくれます。
シンプルですが、アルファベットに初めて触れるお子さんや、学びはじめのお子さんにはクリックして音が出る楽しいコンテンツです。
ブラウザ内にタブがあり、クリックで引き出すと設定やメニューを呼び出せます。設定で英語音声を、男性・女性に変えることもできるようです。
これってどう読むの?
アルファベットの文字ごとに表示されるいろいろな単語をフラッシュすることができます。
右上の(かめさん)をクリックするとゆっくり流れ、(うさぎ)で早くすることもできます。
似ているたんご
音の似ている単語の違いを比べています。大人の耳ではちょっと難しくても子供はけっこう違いがわかりますね。
右下のアイコンではそれぞれのフォニックスルールをチェックできます。次のページへ進むと先ほどの発音当てゲームになります。
長い単語の発音
強く発音するところを大文字で赤く表示してあります。
単語に抑揚を付けるようなイントネーションの練習になります。
数字の練習
単語で書かれた数字をクリックして英数字の読み方に慣れていきます。
一つ一つクリックした後は次のページヘ進み、今度は流して聞きます。
さらにその次のページでは、流れてくる発音に合う数字の単語をクリックして当てるゲームがあります。
リズム
短文を耳で聞きながら発音と同じようなリズムでスピーキング練習を行えます。
次ページではさらに少し長め文を強弱をつけて練習することもできます。
全て聞き終わると次のページのボタンが現れます。
英語で遊ぼう
簡単な英語の詩(マザーグースなど)の朗読を聞きながら一緒に発音練習することができます。次ページでは早口言葉。ゆっくり聞いたり早く聞くこともできます。次ページはTwinkle,twinkleなどの歌を一行ごと練習できます。
イントネーション
同じ単語でも、語尾を上げて読んだり下げて読んだりで意味が違ってくることがあります。ここではそんな単語をいくつも取り上げています。2つの発音を聞きながらその意味の違いを感じられるようになっています。次ページでは、どっちの発音か聞いて答えるクイズになっています。
その他のモジュール
えいご for KIDS以外にも「学習者用 Tufs kids」内にビデオで学べる子供向け英語コンテンツがあります。
まずは聞いてみよう・・
トピックストーリーをひととおり聴くことができます。
日本語のサブタイトルは「訳」ボタンのオン・オフにより可能になっています。
内容を理解しよう・・
センテンスごとに動画がストップします。状況ボタンで状況についての解説が表示されるのでどのような内容か理解できます。
繰り返して言ってみよう・・
ここでもセンテンスごとに会話が止まります。繰り返し同じように発音練習を行いながら進められます。
文字を見て、確認しよう・・
文字を見ながら、発音練習です。音声ボタンで発音が流れてきます。
会話をしてみよう・・
会話をそれぞれの立場からロール・プレイすることができます。
文字は英語または日本語と切り替えられます。
相手が話すと、指示が出るのでそれに合わせて受け答えをするといったシャドーイング練習が行えます。
その他、大人向けにも沢山のコンテンツが無料教材として用意されています。
毎日コツコツ続ければ会話もかなりスムーズになりそうですね。