NHKラジオを生活の一部にしている学習者の皆さんにとって、2026年3月は無視できない大きな転換点になりそうです。長らく「語学の学び舎」として親しまれてきたラジオ第2放送が、ついにその歴史に幕を閉じることが決まったからです。
「明日からどこで聴けばいいの?」「お気に入りのあの講座がなくなっちゃう?」そんな不安が頭をよぎるかもしれませんね。でもご安心を。放送のチャンネルは変わりますが、これからも安心して学習を続けられるように、大切なポイントを整理してご紹介します。
本記事では、2026年度版の最新タイムテーブルや、新しくなったアプリ「NHK ONE らじる★らじる」の使いこなし術まで、完全ガイドとしてまとめてお届けします。
NHKラジオ再編 2026:3波から2波への統合で何が変わる?
2026年3月30日、NHKラジオはこれまでの「ラジオ第1」「ラジオ第2」「FM」の3チャンネル体制から、「NHK AM」と「NHK FM」の2チャンネル体制へと整理されます。
大きなニュースは、教育・語学番組の拠点だったラジオ第2放送が2026年3月29日深夜(厳密には30日午前0:05)をもって終了(停波)すること。これにより、慣れ親しんだ周波数で番組を聴くことはできなくなり、すべての講座が別の放送波へと「お引越し」する運びとなります。
英語講座の移行先は「NHK FM」へ!放送時間はどうなる?
ラジオ第2がなくなると聞くと少し身構えてしまいますが、今後の学びを支えるメインチャンネルは「NHK FM」。高品質な音質でクリアな英語を体験できるようになるのは、ヒアリング重視の学習者にとっては嬉しいポイントかもしれませんね。
4月からも多くの人気番組が継続されますが、放送時間の変更には注意が必要です。あらかじめ傾向をチェックしておきましょう。
- 変わらない定番番組:朝の人気時間帯(6時台)にある「小学生の基礎英語」「基礎英語 レベル1・2」「ラジオ英会話」「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」などは、FM移行後も基本的にはこれまで通りの時間で楽しめます。
- お引越しに注意が必要な番組:注意が必要なのは日中や夜間の講座。たとえば「ラジオビジネス英語」はFMの午前11時20分〜11時35分枠へ。自分のライフスタイルに合うか、再確認が欠かせないポイントです。
デジタル学習の強い味方!「NHK ONE らじる★らじる」活用ガイド
「FMの電波が入りにくい」「放送時間にどうしても間に合わない」という方の強力な味方が、NHKの公式配信サービス。再編当日の2026年3月30日からは、名称が「NHK ONE らじる★らじる」へと統合され、デジタルでの学びがよりスムーズになります。
このアプリを味方につければ、放送スケジュールに縛られるストレスからも解放されます。特に使いこなしたい「3つの機能」を挙げておきますね。
- 聴き逃し配信:放送後1週間分、アーカイブを好きな時に再生可能。深夜枠に移動した番組でも、自分に合ったタイミングに合わせてマイペースに学習できます。
- 地域設定の活用:地域設定を「東京」にするだけで、全国どこでも共通の番組を安定して楽しめるのは便利というほかありません。
- 検索・再生機能:50音順やジャンル(語学)からの検索はもちろん、スキップや再生速度の変更も。シャドーイングの練習など、語学学習ツールとしての実力は折り紙付きです。
【タイプ別】2026年度 NHK英語学習番組ガイド
| 学習タイプ | 対象番組名 | レベル (CEFR) | 特徴・内容 |
|---|---|---|---|
| 基礎・やり直し | 小学生の基礎英語 | A0 | 英語を初めて学ぶ人向け。ゼロから楽しく学べます。 |
| 基礎・やり直し | 基礎英語 レベル1 | A0〜A1 | 中学レベルの文法をカバー。大人の学び直しにも最適。 |
| 基礎・やり直し | 基礎英語 レベル2 | A1〜A2 | 基礎を固め、より複雑な表現に挑戦したい方向け。 |
| 実践スピーキング | 英会話タイムトライアル | A2 | 1回10分。日本語を瞬時に英語へ変える瞬発力を鍛えます。 |
| 多読・多聴 | エンジョイ・シンプル・イングリッシュ | A2〜B1 | 1回5分。辞書なしで読める・聞ける、英語をそのまま味わう講座。 |
| 総合・文法 | ラジオ英会話 | B1 | NHKの看板番組。「英会話の教科書」をテーマに実用的な発言パターンを学びます。 |
| ビジネス・応用 | ラジオビジネス英語 | B1〜C1 | 実際のビジネス現場で役立つ会話、メール、教養を網羅。著名人インタビューも必聴。 |
| 時事ニュース | ニュースで学ぶ「現代英語」 | B2相当 | NHKワールドJAPANのニュースを教材に、最新の表現と背景を学びます。 |
さらに広がる学習の選択肢:TV・ムック本との連携
「完全ガイド」として忘れてはならないのが、ラジオ以外の連携です。「小学生の基礎英語」などの一部番組は、テレビ放送の「Eテレ」とも連動しており、映像と一緒に学ぶことで理解度がさらに深まります。
また、杉田敏先生や遠山顕先生といった人気講師の「音声ダウンロード付きムック本」も引き続きラインナップ。放送だけでなく、こうした書籍を学習の相棒にするのも賢い選択といえそうです。
音声DL BOOK 遠山顕の いますぐ使える英会話 2025年 冬号 (NHKテキスト)
2026年からの新しい英語学習スタイル
これまでは「決まった時間にラジオのスイッチを入れる」のが日課だった方もいるはず。これからの主役は「アプリを開いて、聴きたい時に聴く」というオンデマンドなスタイルへとシフトしていくことでしょう。
朝の準備中に「ラジオ英会話」を聴き、お昼休みにスマホで「ビジネス英語」を復習する。そんな、場所や時間を選ばない柔軟な習慣こそ、忙しい毎日の中で挫折せずに英語を続ける秘訣かもしれません。ぜひ、新しくなるNHKのサービスを柔軟に活用して、あなたの英語学習をさらに充実させてくださいね。
NHK公式・アプリダウンロードリンク
まとめ
2026年3月のNHKラジオ再編という大きな変化を、FM放送による「音質向上」や「新アプリの利便性」など、学習をスムーズにしてくれる要素の整理として捉えてみるのはいかがでしょうか。
放送波という「形」は変わっても、高品質な講座が学びを支えてくれることに変わりはありません。新しいツールを軽やかに乗りこなして、これからも親子で、あるいは自分自身のステップアップのために、新年度からも楽しく英語に触れ続けていきたいものですね!