英語の発音は大人になってからでは修正が大変です。
子供のように聞こえてきた音を素直にそのままアウトプットすれば良いのですが、思い込みが入ってしまうとそれが難しくなります。
長年のバイアスのようなものがかかってしまうのですね。
最初に日本語発音的な英語を耳にして習ってしまうと、いざコミニケーションとなった時になかなか通じずに自信をなくします。
一度、そういった発音で学習してしまうと後々の修正が効きづらくなってしまいますから、最初の習い始めはとっても大切なんです。
模倣学習能力
言語獲得脳が活性化している幼児期に聴きこんだ綺麗な英語は後々まで乱れることがありません。
聴き始めた年齢が低いほどネイティブ発音を身につける率は高くなります。
データによると、1~6才では68%がなまりのない英語が話せるようになるのに対して、1~12才では41%、13才以上では7%とだんだん低下しています。
これは、幼児期の模倣学習能力が年齢とともに減少し、概念学習へと変わっていくからです。幼児期はこの模倣学習能力を十分に活かす学習方法が効果的になります。
文法やリーディングなどの概念学習はいつ始めても良いと思いますが、スポンジのような吸収力を持った低年齢時期には発音やリスニングなどを中心にした模倣学習をしっかりおこなっておくことで、後々英語学習がすすめやすくなるでしょう。
幼児期や低学年からの英語学習がますます盛んになっていますが、きれいな英語を話すには幼児期のうちにできるだけネイティブ音声の英語を聞かせておくことが大切です。
フォニックスルールから
アメリカの小学校にはノンネイティブの子供たちもたくさん通っています。
そんな英語を母国語としていない子供達向けに英語の発音を身につけるフォニックス的な学習法としてアリタレーションとライミングというメソッドがあります。
アリタレーションは頭韻法ともよばれ、同じ音で始まる言葉を集めて発音しながら、次に来る子音の違いで発音が変化していくのを覚えていく方法です。
ライミングの方はryやerなど最後の発音に注目した発音を覚えていく方法です。
繰り返し母音と子音の変化により発音がどのように変わるかを無意識に学ぶことができる子供向きの効果的なメソッドです。
このアリタレーションとライミングを学べる子供向け英語教材として有名なDVD教材ではケント英会話学院の「ネイティブ・キッズ」があります。
アリタレーションとライミングの学習法に合せ300の英単語を分類し発音とスベリングを体系的に学習することができます。
ネイティブ・キッズ
1日5分程度の学習で105日分の内容となっています。
各単語はすべて実写で表示され、ネイティブ発音の口元を見ながら繰り返し聴いていくことができます。
リスニングの後には簡単な選択クイズも用意され発音の聞き取りに挑戦です。母音の後の子音の変化が体系的に表示され、自然に読み方が身につくのがこのDVDの特徴です。
補助教材としてカードも付属していてフラッシュカードに使ったり、ゲームであそびながら英語に興味を持たせることができます。
幼児期のうちから家庭で英語に触れさせてみたい方や、英語教室に通っているお子さんの家庭学習ツールとしても体系的に英単語を学べるDVDです。