子供の英語学習が盛んになるにつれて英語検定を受ける子供たちも増えています。
子供向けの英語検定にはどんななものがあるのでしょうか?
メジャーなものから、これから注目な英検までチェックしてみました。
英検jr. (児童英検)
子供向け英語学習の基礎力をつける目的で1994年からスタートした英検です。パソコンで学習してネット受験が行えます。
ステップアップはブロンズ、シルバー、ゴールドの3段階。子供向けに飽きさせない工夫などよく練られたコンテンツが特徴です。
小学校でも導入し始めているところもあり、英検のプレ的な位置づけです。
JAPEC児童英検
1級から6級まで6段階のレベルからなり、インターネットにつながっていれば受験することができます。JAPECこどもe-検定
ネイティブスピーカーの自然な発音でどれくらい聞き取れるかに重点をおいた出題が中心になっています。
ACETテスト
英語を半年以上学習している幼児童(3才以上)からが対象になります。
1級~6級とインターネット受験用の7級があります。
全国児童英語検定協会(ACET)では新聞各社(20社)の主催・後援により、合否が新聞紙面に掲載されます。
国連英検ジュニア
幼児から中学生までを対象とし、受験により細かい評価表を知ることが出来ます。
Eコース、Dコース、Cコース、Bコース、
Pre・Aコース、Aコースの6コースとなります。
合否はありませんが、それぞれのコースは1級~3級の3段階に分けて評価されます。
TOEFL Primary
8歳以上の英語学習者向けTOEFL初級テストです。
テキストベースのリスニング、リーディング、ヘッドセットを用いたスピーキングテストで能力を測定します。
まだ、導入されたばかりですが、これから子供の英語学習者の増加とともにメジャーとなっていく英語検定となりそうです。
TOEFL Junior
英語を母国語としない生徒達を対象とした、英語の聴き取り能力や読解能力を判定するテストで、主に11歳以上を想定したTOEFLテストの中高生版になります。
年3回実施され、団体受験の他、個人受験も可能です。
TOEIC Bridge
初・中級英語学習者向けで、主にリスニングとリーディングを中心にTOEICテストに向けた学習到達度を図ることが出来ます。
合否はなく20~180点のスコアで結果を見ることが出来ます。
ケンブリッジ国際児童英検(YLE)
おもに小・中学生を対象に世界の子どもたちが受験しています。
最上記の児童英検の世界版のような感じです。
レベルはStarters:初級、Movers:中級、Flyers:上級とあり、合否はなく賞状が授与されます。
基礎英語検定 日本英会話検定協会
10級から1級までとなっており、幼児は10級~小中学生は9,8級~。
中学3年で1級修了を目指します。
評価表(Evaluation)は、どの分野が弱点か一目でわかる構成になっています。
感想
子供向け英語検定は、家庭で取り組みやすい「児童英検」から「英検5級」への流れが良いかなと思って取り組んできました。
ここに来て新たにTOEFL Primaryが加わりTOEFLを目指して学習する流れもありそうです。中・高で高いレベルを目指したい方や海外を目標にされている方は最初からこちらのほうが良いのかもしれません。
また、英検を進めていても、国際感覚を身につける意味で将来は国連英検やYLEなどに取り組んでみるのも良さそうです。
うちでは、国連英検の過去問を家庭学習に取り入れています。
どちらもちょっとまだ難易度が高いですが、親子で取り組んでいると、どんな学習が今後必要になってくるかみえてきます。