タックスヘイブンに会社を設立し利益を上げている企業や団体名が公開されてしまったパナマ文書問題。英語ではPanama Papersと呼ばれています。
タックスヘイブンは英語で書くとTax haven、フォニックスを習っていると「タックスヘイブン」とすぐに読めますね。
havenは避難所とか安息所という意味なのでTax havenはそのまま「税の避難所」となります。天国のHeaven「ヘブン」と似ているので間違えてしまいそうです。
実際、語源を調べてみるとhaven(避難所)の元となる語源は(港)そこから、「安息の地」とか「避難所」の意味で使われるようになったそうです。オランダの古い意味では女性を表すこともあるそうです。
ポートならばパソコン用語で出てくるハブかな?と思ったのですが、それはhab。ちょっと違いましたね。
アルクの英辞郎でhavenの用例を出してみると
cheap-labor haven 低賃金労働力の供給地
data haven 機密データや違法性のあるデータを保管して公開できる場所
peaceful haven 穏やかな港
safe-haven area 安全な避難場所
ヘイブンの持つ意味が何となく理解できます。
「a」と「ea」の発音
日本人の苦手な「a」と「ea」の発音は、このタックスヘイブン問題をきっかけに覚えてしまうと良いでしょうね。
Haven「ヘイブン」とHeaven「ヘブン」なので aは「エイ」、eaは「エ」です。
フォニックスのルールではeaはすべて「エ」かと言うと、「イ」と読む時もあります。
ea「イ」・・ tea, meat, sea
ea「エ」・・ head, heavy, heaven
aも同様に「エイ」の他に「ア」と読む時もあります。
a「エイ」・・ game, take, angel, haven, April
a「ア」・・ apple, chance, animal, January
ここがちょっとややこしいところですが、考えてみると日本語で文字通りに読まないことあります。
「こんにちは」とか 「学校へ」など、普段当たり前のように使っている日本語でも表記と発音が違っていることがあります。
うちの子供も小さいころに「わ」と「は」をよく書き間違えていました。いつの間にか直っていましたが、英語圏の子どもたちもそんな感じでフォニックスを習っているのかもしれませんね。