英語をとても効率よく学習する1番の方法は、映画やドラマ等を英語のサブタイトル(字幕)を見ながら視聴することこ。これがいちばん早く英語が上達する方法という話をよく耳にします。
ストーリー、視覚、聴覚と刺激しますし、場面ごとでの言い回しなど、ずっと聞き続けていると何度も出てくるフレーズもあり「こういうこと言ってるんだな」と何となく理解できるようになります。 この「何となく」が大切なんですよね。
考えなくても分かる、英語→英語で理解するってことです。
確かに洋画や海外ドラマが好きで英語の音声を聴き続けていても、いつも日本語の字幕で見ているだけではいくら英語が耳から入っていてもさっぱり上達はしないものです。
以前フィリピンの友達に、 「どうしてフィリピンの人たちはみんな英語が上手なの?」 と聞いたことがあります。
その友達は、
「フィリピンではみんな小さいころから洋画をよく見ていてるんだけど、当然タガログ語による吹替え版や字幕はないので、英語の字幕が入ったものを一生懸命見ているのよ。」
と語っていました。
以前は洋画か海外ドラマくらいしか娯楽がなかったのでみんな必死になって英語の物語を理解していたそうです。英語コンテンツに囲まれているから耳に馴染んでいくのですね。
できればうちでも常々子供にそういう環境を作ってあげたいなと思っています。 ですが日本はとても豊かな国でアメリカから入ってきたドラマや映画はたいてい吹き替えされていたり日本語の字幕がついています。
いつも見ているリトル・チャロでさえ、せっかく英語でストーリーが展開していくのに日本語の字幕がついています。 リトル・チャロは英語学習番組なのだからせめて英語サブタイトルで良いだろう..と思いますが、ストーリー重視なのでしょうね。
ドラえもん全米放送で英語化
先日ニュースで「ドラえもん」が全米で放送されることが決まりようやく英語版の吹き替えが作られているという話を聞きました。
これはとっても楽しみです。
放送はウォルト・ディズニーの子どもチャンネル、ディズニーXD。アメリカ全土7800万世帯ということですからかなりメジャーです。
今までドラえもんは中国版、韓国語、インドネシア、ブラジル、ロシア、スペインなど合わせて35カ国で放送され、各国の吹き替え版をYouTubeでも見ることが出来ます。ですが、英語の吹き替え版はありませんでした。
英語字幕のものは「DORAEMON english」でググるとたまに見かけることもあります。
どうして英語版がないのかなと思っていろいろ調べてみると、アメリカの子供向け番組の放送コードに引っかかっていたようです。
アメリカの特に子供番組では主人公は強いヒーローが好まれるんですね。
時間にルーズでだらしがなくやる気もなくていつも人に頼ってばっかりの「のび太」がひっかかっていたんです。 それに「ジャイアン」、とても乱暴で意味もなく暴力を振るう存在と見られ、しかもそれをのび太の母親も見過ごしている。 こういうのがアメリカではチェックされるようです。しずかちゃんの入浴シーンなんて論外でしょうね。
ですが、最近のアメリカでも少しずつ状況が変わってきているそうで、ノンネイティブの人たちの人口に占める割合も増えてきて少しずつ緩和されてきていることがドラえもん放送決定の背景にあるようです。
そのうち英語版のDVDドラえもんが発売されるようでしたら今から楽しみです。
日本で発売されているどらえもんの英語版コミック
ドラえもんはうちの子供も大好きで、以前英語コンテンツを探しているうちに見つけたのがこちらの英語版コミックのドラえもんです。
子供の反応見るためにちょっとお試しに買ってみたのですがなかなか楽しんで読んでいるようです。
ただこれには英語版の吹き出しのほかに欄外に日本語の翻訳がついています。 最初のうちこの日本語の方を読みなが楽しんでいたようですが、最近少し子供に変化が見られます。
「こーゆー時って英語ではこういう風に言うんだよね?」
とよく聞いてくるようになりました。
日常で使われる英会話をストーリー仕立てで目にできるという意味では面白い教材かなと思います。