英語を話す日本人のありがちミステイク、今回は動詞の副詞と語順のお話です。
日本語の語順をそのまま英語に訳してしまって通じなくなる典型的な間違いですね。英会話でとっさに言ってしまった経験が何度かあります。
順番が違っても通じるでしょ?
と、思っても実際には正反対の意味に受け取られることもあります。
番組ではアンドロイドのルーシーの早すぎる動きに陣内さんが言った一言。
ゆっくりと動け。
Slow move.
日本語の語順と同じように動詞の前に持ってくるとひとかたまりの名詞となってしまいます。
これでは、
「ゆっくりした動き」
とつぶやかれたと理解してしまい、さらに早く動いてしまう結果になりました。
正しくは・・・
ゆっくりと動け。
Move slowly.
英語の語順では、動詞 + 様子を表す言葉が正解です。
例)
Move carefully 注意深く動け
Move quietly 静かに動け
Move fast 早く動け
Walk easily 楽に歩け
Fly high 高く飛べ
Talk clearly はっきりと話せ
場所や時間を表す言葉の語順
動詞を説明する言葉には様子を表す言葉の他にも、場所を表す言葉や時間を表す言葉があります。
ここに来なさい。
Come here.
私は昨日ここに来ました。
I came here yesterday.
語順にはルールがあるということ、小学生の子供にも分かりやすかったと思います。
英検の問題を見ていても並べ替えや穴埋め問題などでよく出題されています。親子でクイズのように練習してみるのも良いかもしれませんね。
どこ+いつ
英語の基本的な語順では、場所を説明してから時間を表すルールになっています。
私は昨日ここで一生懸命テニスをしました。
I played tennis hard here yesterday.
小さい単位+大きい単位
場所を表す場合は通常小さい単位から大きい単位に並べるルールもあります。
私は公園のその木の下でテニスをしました。
I played tennis under the tree in the park.
時間を表す言葉もこれと同じで、小さい単位を言ってから大きい単位を続けます。
私は昨日午後4時にテニスをしました。
I play tennis at 4pm yesterday.
2つの文をくっつけると、
わたしは昨日午後4時に公園のその木の下でテニスをしました。
I played tennis under the tree in the park at 4pm yesterday.
長い1文で舌を噛んでしまいそうですが、これを繰り返し聴いて覚えておいて、すらすら言えるようにしておくのも良いかもしれませんね。