合格モーニングの英語、今週のは「受動態の慣用表現」でした。
慣用表現とは、本来の言葉の意味からは大分かけ離れて想像がつかない表現や、文法的に理解出来ない奇妙な表現のことを指すもの。英語ではidiomsとも言います。
今回の出題はその中でも受動態の慣用表現についてです。
She was lost in thought.
was lost / 消えた 失われた 迷った
と訳せますが、(思いの中で)そうなってしまったのだから・・
lost in thought / じっと考え込む、思いにふける (weblio)
英文を日本語に直すと「彼女は物思いにふけっていた」となります。
英文からこの日本語はなんとなく想像できそうですが、日本語を英語に直す時には覚えるしかありませんね。
受動態表現
通常、受動態表現では、be動詞+過去分詞で「~される」と習いますが、英語には「れる・られる」と言わない受動態の慣用表現もあります。
自分の意志ではどうにもならないこと
事故やけがを負う、生まれるなど、自分の意志ではどうにもならないことを表す時、受動態になります。
Many people were killed in the accident.
多くの人々がその事故で死んだ。
I was injured by a fall.
ころんでけがをした。
He was wounded in the head.
彼は頭に傷を負った。
感情表現の受け身形
気持ちを表す「他動詞」、please(喜ばす)、surprise(驚かす)、excite(わくわくさせる)などを受動態にして「~な気持ちになる」とストレートに訳すこともあります。
このあたりは日本語から英語にするのが難しいところです。
I was pleased by those words.
私はその言葉に喜んだ。
We were amazed that he had gotten full credit.
私たちは彼が満点をとったことにびっくり仰天した。
I was amused at the story.
私はその話を聞いて面白かった。
He was depressed.
彼は落ち込んでいた。
I was annoyed with him for being so late.
彼のひどい遅刻に腹が立った。
I was impressed by the fireworks.
私は花火に感動しました。
He was excited to hear the news.
彼はその知らせを聞いて興奮した。
フラッシュカードを使った学習
感情表現の受け身形は中学中級レベルで出てくるようです。
英検だと3級範囲でしょうか。
小学生には少し難しいかもしれませんね。
取りかかりとして軽くどんなものがあるかフラッシュカードでチェックするくらいから始めてみるのが良さそうです。
フラッシュカードアプリのquizletで検索してみると、「受動態の慣用表現」のカードありました。
32枚のカードで主な受動態の慣用表現がチェックできます。
フラッシュカードを一通り見た後は、日本語と英語をマッチさせるゲームもあるので遊び感覚で覚えられるかもしれません。
英単語の並べ替えアプリで学習
英検の問題などで最初の方によく出題されている英単語の並べ替え問題。
この並べ替え問題を遊び感覚で答えていけるアプリ「英語組み立てTOWN」の中に、「感情表現(受身形)1,2,3」が出てきます。
be動詞+過去分詞の形を覚えているとすごく簡単に答えられます。
日本語の文から英文を作っていけるのも良いです。
順番を正しく並べるだけでなく、スピードで加点されていくゲーム要素もあります。
答え終わると、ネイティブスピーカーが発音するので発音に合わせて一緒に発音するようにしています。インプットとアウトプットをセットで行うと記憶の定着度が良いそうです。
中学で習うレベルの主な感情表現の受身形は出題されていました。
この「英語組み立てTOWN」アプリでは、中学初級、中級の他、高校レベルまで学習できるようになっています。
うちでは英検5級くらいの頃からお世話になっていますが、英検学習している小・中学生におすすめのアプリです。