英検4に向けて勉強している子供のために電子辞書を調べてみました。
近頃の電子辞書は液晶タッチ操作で使いやすくなっています。
辞書機能に特化したタブレットといった感じでしょうか。
国語辞典や漢字辞典、英和や和英は書籍として本棚に揃えていますが、
電子辞書の良い所はそれらがまとめて小さく収まり辞書引きが億劫にならない所です。関連項目も素早く追えて関連ワードまで幅広く知ることが出来るのも利点です。
書籍の辞書引きは基本だとは思いますが、ある程度慣れてきたら電子辞書を持たせても良いのかなと思います。最近のものはタッチパネルで操作感も格段に進歩しているようです。
比較サイトで電子辞書のデザインを見てみるとどれも見た目、小型のパソコンやタブレットのようです。
売れ筋ランキングの中から手頃な値段のものを2つピックアップしてみました。
シャープの電子辞書「Brain」 PW-GX500とPW-SJ1です。
どちらもランキングの中では低価格のものです。
シャープの「Brain」を選んだ理由は安さだけでなく、リセマムの「イード・アワード2014 電子辞書」で中高生の保護者を対象に行なったアンケートで操作性や検索機能、画面の見やすさなどで最優秀だったこともあります。
Brain PW-GX500とPW-SJ1比較
PW-GX500
SHARP モバイル学習ツール 受験Brain PW-GX500
PW-GX500はタブレット型のタッチパネル5型カラー液晶でキーボードスタイルと画面をクルッと回せばタッチペンを使って文字入力を行える電子辞書です。
このモデルは受験者向けということで、代ゼミとのコラボによりビデオ授業を受けることが出来るようになっています。
PW-GX500基本辞書
- OXFORD現代英英辞典
- ジーニアス英和辞典
- ジーニアス和英辞典
- クラウン総合英語
- 英単語ターゲット1900
- 英熟語ターゲット1000
- スーパー大辞林
- 明鏡国語辞典
- 新漢語林
- 全訳古語辞典
- ブリタニカ国際大百科事典
- 世界史 年代暗記ターゲット
- 日本史 年代暗記ターゲット
- 歴検チャレンジ
- 書いて覚える 漢検ドリル DX
その他センター試験対策本など総コンテンツは51あります。
辞書については、後に追加でダウンロード購入も可能になっているようです。
充電はスマホと同じUSBで行え、バッテリーの最大使用可能時間は150時間。
PW-SJ1
イード・アワードを受賞したモデルで中高生向けのモデルがこちらになります。
SHARP カラー電子辞書Brain 中学生モデル ホワイト系 PW-SJ1-W
一つ前のモデルPW-G4200との大きな違いはキーボード入力部分に占められていたタッチ画面がなくなり、直接画面にタッチできるようになったこと。
このモデルも先ほどのPW-GX500と同じくキーボードスタイルと、画面をクルッとまわしてタブレットのようにタッチスタイルになります。iPadなどタブレットのような使用感ですね。
PW-SJ1の基本辞書
収録されている辞書はPW-GX500よりも多く120コンテンツ、82動画、1006の漢字筆順動画。
英語ではジーニアスに加え、ジュニアアンカー和英・英和、類語、キクタンシリーズ、NHKラジオ講座 基礎英語、リトル・チャロ、英検でる順パス単、 英検過去問、中学1・2年の総復習英語、リスニングトレーニング、OXFORD BOOKWORMSベストセラーなど英語を学ぶのに必要そうな書籍がチョイスされていてかなりお得感のある内容です。
ネイティブスピーカーによる発音データが約100,000語収録され音声読上げ機能が付いているのも便利です。音声入力による発音トレーニングもあるようです。
百科事典はブリタニカの他に、ニューワイド学習百科事典や植物・昆虫図鑑、
動物図鑑も収録されています。
Brainの独自機能、英語学習のレッスンモードが搭載されているのも面白いです。
ATR CALL for Brain
英語学習がはじめての小学生でも無理なく取り組める英語音声の聞き取りや発音を重視した学習メソッドです。リスニングや発音練習、スペルの書き取りなど20分程度のユニットでトレーニングを行えるモードになります。
英検トレーニング
英検5級~1級 収録問題数 約1,400問にあたることができます。
2013年度の英検過去問題6回分が収録され、問題文の全訳や詳しい解説もあり受験前の対策として利用できそうです。
リトル・チャロ
NHKで放送されている1・2・3が収録されています。
字幕表示も英語、日本語、なしと切り替えられリスニングのトレーニングが行えます。レベルに合わせて音声速度を変えられるのは良いです。
OXFORD BOOKWORMS
初級からステージ5まで30タイトルが収録されています。これだけでもふつうに買うと1台購入できそうな金額です。英語の本を読み始めるきっかけになるかもしれませんね。
その他、Brainの気になる機能としては例文検索や成句検索機能。
こちらはキーとなる単語を入力するとそのワードを使ったセンテンスの一覧が表示されるもの。英語で日記を書いたり、文章を作ったりに便利な機能です。
ノート機能は、メモを取りたい時や図でまとめたいときに便利です。ボイスメモと共に博物館などで活躍しそうです。
マーカー機能は、辞書引き時に重要単語をマーカーしておけば色分けでタグ化されるようになっています。
入力は50音別、キー入力の他、画面に直接手描きと選ます。
前に検索した言葉をすぐに表示できる履歴やうろ覚えの言葉を調べたり出来るのも便利です。
時間割表、なんていう機能もあります。まさに、子供学習専用タブレットですね。
衝撃や加圧に強い、対ショックボディなのは子供には必需です。
感想
Brain PW-GX500は受験対策に特化して辞書機能はその補完のような印象です。価格は安いのですが、小中高生向けの辞書や参考書の豊富さではPW-SJ1の方が断然お得です。
Brain新シリーズでは異なるバージョンがあり、旅行、健康系コンテンツの多い家庭用PW-SA1、ロングマンやオーレックスと言った英語系辞書が多い高校生向けPW-SH1、ビジネス用語やMBA,英語以外の言語などの豊富なビジネス向けのPW-SB1があります。
PW-SJ1は小中高生が必要になりそうな書籍がぎゅっと詰まった感じですが、特に英語系は凄いですね。
アンカー辞書と、キクタン、パス単、英検の過去問対策などの書籍を買い揃えていくうちに1台買えそうです。
英語を学んで英検を目指しているような小学生でも、対策本をその都度購入するくらいなら、この1台持たせてみるのも良いかもしれません。 英語以外にも国語、社会、理科などで使いそうな書籍もひと通り揃っています。
今のところ、うちにあるタブレットに学習向けのアプリを入れて共用していますが、これではゲームや目移りしそうなものが沢山入っていて子供に手渡すのに躊躇してしまいます。
ひとり学習が多くなりはじめた子供はやはりこのような専用端末にしておいたほうが良さそうですね。